20.つづき ページ20
「おじゃまします!」
リビングに入るなり、
「…めっちゃおるやん」
姫はだらだらしているうらしませんを見て、静かにそう言った。
「実はね……」
さかをカバンから出して、
ダンボールを拾ったこと、
今まで他人には彼達の姿は見えなかったこと、
そして姫が4人の事が見えるのに驚いていること。
その全てを、彼女に話した。
ーーー
「そう…なんや」
驚いた様子の姫の足元に、せんがやってきた。
「おれ…この人どっかで見たことある気がする」
「えっ」
せんの方を見ながら不思議そうな目をする姫。
「せんの気のせいちゃう?」
「そうかなぁ?…前髪タイプやわ」
そう言い残したせんと入れ替わりにやってきたしまは、
制服のスカートを履いている姫の脚を見て、
「Aと同等。合格」
「なにがやねん」
私はしまの顔を人差し指と親指で挟んで、むにゅむにゅする(語彙力)(デジャブ)
「やむぇろぉやぁ」
「かわいい……」
「でしょ?」
その時、初めて姫の笑顔を見た。
___この子なら、4人のことを分かってくれる。
全てを話す前にそう告げた私の勘は当たっていた。
「姫、たまに家に遊びに来ない?」
「え、ええの?!」
「うん!」
だって。
しませんは姫のこと気に入ったみたいだしね。
うらはまだ警戒してるけど。
さかはミニドーナツほおばってるし。
「じゃあ、暇な時来るー!」
また明日!と言い残し、彼女は去っていった。
クールだと思っていたのに。
意外と可愛いとこあるじゃん。
そんな事を考えていた私には。
.
「……計画通り」
彼女が私の家から出た後に、
右の口角を少しあげながら静かに呟いた事なんて。
知るよしも無かった。
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東京特許許可局局長@ラ(プロフ) - ねむいお(?)さん» コメントありがとうございます!はい!がんばります!! (2020年4月29日 1時) (レス) id: d93eb2a394 (このIDを非表示/違反報告)
ねむいお(?)(プロフ) - 完結おめでとうございます!小さいうらさかも可愛くて大きいうらさかも可愛かったです!他の作品の更新も頑張ってください! (2020年4月28日 19時) (レス) id: 9dfc30eb0e (このIDを非表示/違反報告)
かふ - 東京特許許可局局長@ラさん» 検討してくださるんですか!?ありがとうございます!他の作品もあるので面倒臭かったら大丈夫ですよ!!これからもガンバです!!!!! (2020年3月25日 22時) (レス) id: c172b12d8c (このIDを非表示/違反報告)
東京特許許可局局長@ラ(プロフ) - 亀さんさん» わーい!ありがとうございます!! (2020年3月25日 19時) (レス) id: 57ff3c7e95 (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - 完結おめでとうございます〜!他の作品も見ます!頑張ってください! (2020年3月25日 17時) (レス) id: 6071deca71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:東京特許許可局局長 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/skrnun
作成日時:2020年2月13日 16時