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四度寝 ページ4

探偵社。



の一室。


置かれた湯気の上がるコーヒーと、モフモフした髪型の太宰さんを交互に見つめる


「あぁ、飲んでいいよ。」

「あ、すみません。コーヒー飲めないんです」

「えっ」


目を見開いた太宰さんを横目に、ふかふかのソファをぽふぽふと叩く。いいソファだとは思うが、だからこそやりたくなるのだ


「それ、楽しいかい?」


ジト目な太宰さん可愛いなぁ、とか思いながら「はい。」と答える。

太宰さんは「そうかい」と言った後、一息置いて言葉を発した。

「それで…もう一度聞くよ。

何故君は私の名前を知っていたんだい?」


真剣な目をした太宰さんをみて、私は心の中でため息をついた。


「はぁ…そんな目をされたら、言うしかなくなるのに。

おっと心の声が」

「それを自分で言う人を初めて見たよ」


思わず漏れてしまった心の声に、太宰さんは苦笑する。

…太宰さんを苦笑させる私すごくね?


「えぇと、長くなるんですけど、私、今井Aはイノシシな親友とぱじゃまぱーちーをしていまして。」

「すまない最初から説明してくれないかな?」


仕方ないなぁ、と言葉を止めれば、既に頭をかかえている太宰さんが見れた。幸せ。


「イノシシってどういうことだい?」

「イノシシ狩ったんですよ」


大きく目を見開いた太宰さんを無視して、話を続ける。


「で、そのぱじゃまぱーちーをしていた場所は異世界でして」

「は??」


さっきから「えっ」と「は??」が止まらない太宰さん。私のせいだというのはわかっているけれど。可愛いからOKです!


「その異世界ではこの世界は漫画で、太宰さんのあんな所やこんな所が見れるわけです」

「言い方」


一つため息をついた後、「つまりうんたらかんたら」とブツブツ呟く。

何言ってるか分かんないけど難しい事言ってるのわかった。(頭の悪い顔)

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華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 夏目さん» ありがとうございます!頑張って更新していきます! (2018年6月20日 17時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - うわー最初から面白い!いいね!これからも更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2018年6月20日 5時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華の幽霊 | 作者ホームページ:ないです  
作成日時:2018年6月18日 1時

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