三度寝 ページ3
「あ、えと、そうですか…
えと、降ろしてくれませんか?
臭くて…」
_人人人人人人人人_
> 臭くて <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
「君助けてくれた相手に失礼過ぎないかい?」
半目でため息をつきながらいってくる太宰さんに全てを察する。
つまり私は倒れていて、太宰さんがそれを回収してくれたわけだ。
「はは。助けてくれてありがとうございます。
で、くさいのでおろしてくれませんか?」
「ちょっと」
突っ込んでいる太宰さんは気にせず、「すみません」と言いながらおろしてもらう。臭かった。
あのコート洗うべきだと思う。洗ってあの匂い取れるか分かんないけど。
「…で。なんで君は私の名前を知っていたんだい?」
太宰さんの質問に少し悩む。
太宰さんに嘘はすぐバレるだろう。
なら真実を混ぜた方が手っ取り早い
「実は私…。太宰さんのストーカーみたいなものでして…」
間髪入れずに太宰さんに「嘘だね」と言われる。
思わず「え?」と返せば、彼はため息をつきこう言った。
「ストーカーされていたら気配でわかるよ。
それにストーカーは自分をストーカーと言わない。」
「確かに」
納得しちゃったよ
言葉に詰まれば、ふっと太宰さんが笑った。
「ゆっくりと話を聞くよ」
スンッ…と顔から表情が消えていくのを感じる。
言わずもがな、尊いからだ。
「あぁ、そんな顔をしないでくれ給え。
怖いことは何も無いさ。ただ話を聞くだけなんだからね。」
優しく笑った太宰さんを見て叫ばなかった私えらい
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華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 夏目さん» ありがとうございます!頑張って更新していきます! (2018年6月20日 17時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - うわー最初から面白い!いいね!これからも更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2018年6月20日 5時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
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