一家に一組、すのーまん。つー!

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fk「勢いで出てきたけど……どこ行く?」


うーんどうしよう……とりあえずご飯食べに行きたいなあ。
あ、ずっと行きたかったカフェあるんだ。付き合ってくれる?


fk「もちろん、連れてって」


ずっと行きたかったカフェに行くことが出来て私は嬉しいです。
しかもふっかと来るなんて想像もしなかった。


fk「パンケーキ……後で照に自慢しよ。いただきま……」


ちょっと待ってごめん、写真撮らせてくれる?


fk「んあ? 俺の?」


だって、ふっかとデートなんてこの先一生出来ないかもしれないでしょ。
ちょっと恥ずかしいけど、バカップルみたいなことしたっていいじゃん。


fk「確かにね。ほれ、じゃあ好きなだけ撮ってください」


私がスマホを向けると笑顔を見せてくれるふっか。
キメ顔も変顔もやってくれる。さすがアイドル。
私の気が済んだところで念願のパンケーキを食べて、いろんな話をして。
ふっかと2人で話すなんてなかなか無いから、思った以上に話が盛り上がった。
やっぱ話うまいよね。いくらでもおしゃべりできちゃう。
話が楽しすぎて長居しすぎちゃった。


fk「さすがにそろそろ行くか」


そうだね。お会計してくる……あれ、伝票は?


fk「あ、お前がトイレ行ってる間にしてきた」


イケメンかよ!? ってかお金持ってるの!?


fk「よくわかんないけど持ってたからいいんじゃね」


ならいいんだけど。え、ありがとう! ほんとにイケメンじゃん!


fk「まあアイドルだから? ほら、次行くぞ」


手を差し出されたから、ちょっと恥ずかしいけどしっかり握った。
自然に道路側も歩いてくれるし、だてにリア恋枠やってないね。

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