占いツクール
検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:120,878 hit

少女は___29話に。 ページ32

少女が向かったのは、知る人ぞ知る

本丸の地下だった


その地下は基本的には使われることも現れることもないのだが

ブラック本丸には、"堕ちた刀"というのが少なからず居る

それを知った初代の政府は、その審神者の霊力の清らかさなどを数値化したものが平均よりも下回ると現れるよう、設計されている地下を作り出した

そして堕ちた刀達は、ほぼ自動的に

一定期間を過ぎると、この地下に収容されるようになっている


今現在では、地下は機能しなくなっているが

頭の回る審神者の一部はこの地下の存在を知っていたりする


そんな事は知らずに、少女は階段を一歩ずつ慎重に降りていく




最後の段を降り、暗黒のような暗闇の中を少女は迷うことなく歩く

そしてあるところに着くと、ピタリと足を止めた



光の入らないここでは、何かに反射する

ということはない、その筈なのに

少女の見据える向こうには、赤い眼光が鋭く輝き、ガシャン!と大きな音を立てた

その音の正体は、幾重に巻かれ繋がっている鎖


「デ、テイけ」


長年喋っていなかった為か、酷く掠れた低い声が聞こえた


『こんにちは、ねぇこの刀って貴方の兄弟でしょう?』


少女は懐から倉で見付けた刀、乱藤四郎を取り出した


「っ!……ミ、ダれ」

『うん、そう……これね貴方達のお兄さんに返そうと思うんだけどね、なんなら貴方もいっしょにどうかなって思ったんだけど……そんな所に居ないでこっちに戻っておいでよ』


少女は暗闇の中、確かに彼に手を差し伸べた


「オレ、は……」

『さぁ、おいで……大丈夫、その闇はぜーんぶ私が貰って上げるから』


そして少女の手は、彼のひび割れた頬を触れ

回りに一面は鮮やかな光に包まれた


『えへへ……初めまして!藤のお兄さん!』


彼にまとわり付いていた黒は、少女に吸い込まれ、跡形もなく消えた

少女は___30話に。→←少女は___28話に。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
281人がお気に入り
設定キーワード:刀剣乱舞 , ブラック本丸
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月明かりと紅色(プロフ) - 央花さん» コメントありがとうございます!青タンって以外と言われてるんですね、勉強になります! (2019年3月25日 10時) (レス) id: 3bb1cfaed2 (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - 青タンは 大阪でも言いますよ!! (2019年3月25日 8時) (レス) id: 43b50149de (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - ……なんかhit数がヤバい、え、嬉しいです (2018年12月28日 22時) (レス) id: 3bb1cfaed2 (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - さか(´×`)さん» コスプレですか!?いいなぁ、私もコスプレにちょこーと興味があるのですが、なかなか……お話しできて楽しかったです!また機会があればお話しましょうね!これからも是非少女は___。を見てくださるととっても嬉しいです! (2018年10月15日 17時) (レス) id: 3bb1cfaed2 (このIDを非表示/違反報告)
さか(´×`) - 脇差しは私は持ってないので羨ましいです…打刀はコスプレ様に清光と他4振りありますよ。またお話しましょうね?41話見ました!面白かったです!! (2018年10月15日 17時) (レス) id: 1a9e06e98b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月明かりと紅色 | 作成日時:2018年7月29日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。