7話【思考は止めない】 ページ9
「お疲れさん！緑谷少年以外は大きな怪我もなし！」
オールマイトが締めの言葉を喋っているのを右耳で軽く聞きながら、思考を巡らせる
『(今回、轟は炎を使わなかった……あの感じだと極力使わないようにしている、何故？……否、炎を使ったところで僕らには敵わないが……炎と氷？……対になるもの……轟……個性婚？否、でも……恵まれているってことで片付くのであれば頻繁に使ってもいいはず……)』
『(それから緑谷……あの様子だと個性は使い馴れていない、それになんだか緑谷とオールマイト……似てる部分がある……親戚？まさか……が、有り得ないことは有り得ない……)』
『(クラス全員の個性と癖、個性の使い方は大分分かってきたな……出来るだけ手の内は明かさないでおこう、信頼出来ぬ内は)』
「____ねば！着替えて教室にお戻り！」
『行こう、一花』
「はーい」
一花と更衣室に向かい、僕はさっさと着替え一花の手伝いをしていると
「上都さん、正明さん……少しよろしいですか？」
「八百万ちゃん！」
『八百万……どうかした？』
「……私、お二人の攻撃に何の抵抗も出来ずに動きを封じられましたわ……完敗でした」
『まぁそうね、で？』
すると八百万はモジモジとし、急にばっと目線を合わせてきた
「わ、私とお友達になってくださいませんか！？」
『へ』
「お友達！？なるなる！嬉しいなぁ〜！今までAちゃん以外のお友達居なかったから！」
『……まぁ、一花がなるって言うなら』
すると八百万の顔がパッと明るくなり、嬉しそうに口角を上げた
「はい！上都さん！正明さん！」
『Aでいいよ……友達、なんでしょ？』
「あっ！Aちゃん照れてる！かっわいい〜」
『うるさい！』
そんな一花にデコピンをかまし、僕は言う
『先いってるね、百』
「……はい！Aさん！」
一花を置いて教室に向かうと、後から一花が追いかけてくる
中々可愛いんじゃない？百も
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月明かりと紅色(プロフ) - 黒薔薇さん» 初コメントありがとうございます！そう言ってもらえて凄い勇気出ました！本当にありがとうございます！ (2019年7月23日 7時) (
レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - めっちゃ面白かったです！画像も超上手くて保存しました！大事に保存しときます！て言うか百合とかめちゃ最っ高です！(^q^) (2019年7月22日 22時) (レス) id: 285fa6164a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月明かりと紅色 | 作成日時：2019年1月21日 23時
