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第21話 ページ23

『……おはよう御座います』


まだ若干不機嫌そうな彼女と、その姿をハラハラしながら見守っている(執事)が広間にやってくる


「大丈夫かい?御門君」

『はい、大丈夫ですよ……井上六番組組長』


そうは言うものの、彼女の眉間には皺がよっている……因みに彼女は先程の事を全く覚えてない

昨日のように善の前に座り、尚も不機嫌な彼女を周りは不安そうに見つめる


そして全員が揃い、膳に手をつけ始めると

徐々に眉間の皺は無くなり、ほわほわした雰囲気の無表情に戻る

その様子に(執事)はホッと胸を撫で下ろした



『ご馳走でした……(執事)、あれはあるか?』

「はい、こちらに」


食事を終えた彼女は、(執事)に何時ものようになにかを頼む

そして(執事)は予め用意していたそれを出した


『……おいしい……流石僕の(執事)だね』

「有り難きお言葉」


彼女がフォークを使い食べるもの、それは


「A、なに食ってんだ?」

『フォンダンショコラ……平助も要る?』

「ふぉ、んだ……?」

『しょこらあと(チョコレート)を使った洋菓子、取り敢えず食べて』


彼女は一口大に切られたフォンダンショコラを平助の口に突っ込んだ


「んぐっ!?……甘っ!」

「ちょっ!おじょ……御坊っちゃま!なんて事を!嫁い……婿入り前の貴方が間接キスだなんて!」

『間接位なんともないだろ……というか慌てすぎだ』

「Aちゃん?間接きすってなに?」

『間接的な接吻の意味ですよ、総司さん』

「へぇ、僕にも頂戴?」

『えぇどうぞ』

「駄目です御坊っちゃまぁぁぁぁぁ!」

「うるせぇぞお前ら!!」

「はっはっはっ、若者は元気があっていいなぁ」


屯所の騒がしさはこれ以上ない程


その騒がしさをどこか心地よく感じるAだった


*********

なんか……難しいこと書いた反動で賑やかなの書きたくなるけどそうなるとシリアスに持ってくの辛くて困る
それを分かっていながらも指が動く(._.)

更に言うと賑やかなのが苦手なくせして書くからごったになって困る

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Momo_Tarou(プロフ) - 面白すぎます!!更新がとっても楽しみです!!頑張ってください!! (2020年1月17日 21時) (レス) id: 55132ee02b (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - 愛梨沙さん» コメントありがとうございます!なんとか頑張ります! (2019年10月6日 16時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
愛梨沙(プロフ) - 面白いです。更新楽しみにしてます (2019年10月6日 16時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - まゆさん» 優しいコメントありがとうございます!頑張ります!なんとか完結できるよう頑張ります!もう本当に、コメントありがとうございました! (2019年8月5日 22時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年8月5日 21時) (レス) id: f826ed1a12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月明かりと紅色 | 作成日時:2018年9月27日 23時

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