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第17話 ページ19

「ふむ……申し訳ないが雪村くん同様男装して過ごしてもらいたいのだが……」


近藤局長は申し訳なさそうに告げた


『えぇ、元よりそのつもりですよ……大丈夫、慣れていますから』

「……それで、お嬢様と俺はどうなるんです?誰かの小姓にでもします?それとも隊士見習い?」


(執事)の言葉で沖田一番組組長はニヤリと笑う


「なんならまた土方さんの小姓にします?」

「おい総司!」


ふと、山南総長が笑い言う


「そういうときは、言い出しっぺが責任を取るんでしょう?」

「……あー」


『隊士見習いにしてくださればいいのでは?私達は刀も扱えますし……ふふっ、なんなら恋仲にでもしますか?』


私が冗談めかしながら言うと


「おいおい、冗談に聞こえねぇぞ」


と原田十番組組長が笑いながら言った


『そう言えば……五番組組長の武田観柳斎は男色だったとお聞きしますが……』

「あー……そう言えばそんな感じが……」

『まぁいいんじゃないですか?男色だろうとなんだろうと……人を愛する気持ちは止められない、と聞きますから』


「……取り敢えずてめぇらは隊士見習いとして扱うことにする、部屋は1つやるからそこに居ろ」

『分かりました……今後どもよろしくお願いします』


もう一度彼女が頭を下げたとき


ぎゅるるるる〜


前からから腹の音が聞こえた


「……腹が減ったなぁ、飯にしないか?」


お腹をさすりながら近藤局長は笑う


「そうですね!ご飯にしましょう!」

『私も手伝いましょうか?千鶴さん……大丈夫ですよ?土方副長、毒なんて入れませんし、(執事)が毒味しますし……住みかを追われるような馬鹿なことしませんから』

「……分かった、山崎を監視につける、時間がねぇから今回だけだぞ」

『それなら皆さんの胃袋を掴んで、次も頼まれるよう勤めましょうか』


私と千鶴さんは立ち上がり、厨の方に向かう


『千鶴さんは炊事出来るんですね、流石女の子です』

すると千鶴さんは困った顔をした

『あぁ、そういえば自己紹介してませんでしたね……私、御門Aと申します、きっと歳も近いでしょうからAと呼んでください、敬語も要りませんからね?』

「私は雪村千鶴と言います、よろしくね?Aちゃん……それからAちゃんも敬語は要らないよ?きっと私の方が年下だし」

『じゃあそうさせてもらうわ、それじゃあ早速作りましょうか』


早速私達は炊事に取りかかった

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Momo_Tarou(プロフ) - 面白すぎます!!更新がとっても楽しみです!!頑張ってください!! (2020年1月17日 21時) (レス) id: 55132ee02b (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - 愛梨沙さん» コメントありがとうございます!なんとか頑張ります! (2019年10月6日 16時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
愛梨沙(プロフ) - 面白いです。更新楽しみにしてます (2019年10月6日 16時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - まゆさん» 優しいコメントありがとうございます!頑張ります!なんとか完結できるよう頑張ります!もう本当に、コメントありがとうございました! (2019年8月5日 22時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年8月5日 21時) (レス) id: f826ed1a12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月明かりと紅色 | 作成日時:2018年9月27日 23時

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