144 ページ44
・
「それでお前が寝た後母子手帳見たらこれの案内の紙が挟んであったから。」
「勝手に…見ないでくださいよ…」
「は?泣いてたくせに。感謝しろよ。あいつにも。」
…いや、うん。
見てくれて良かった…
ギョンスにも今度お礼言わなきゃいけない。
「感謝…してます」
「お前。あいつには言えるくせに俺には言えないんだな」
前を見たままそう言った主任。
「それは…なんか言いにくくて…」
「お前は肝心な時に遠慮する。
すぐ来ようかと思ってたけど…なんか腹立ったから。」
………
主任、たぶん…
ちょっと本気で怒ってるかもしれない。
そのうち陣痛室や分娩室に案内されて
ちょっとドキドキしてくる。
「私、もうすぐ産むんですね…」
「うん。もう4ヶ月もないな」
「ふー…」
なんか…未知の世界すぎて。
でも前よりもまたさらに少し実感が湧いてきて
ちょっと怖い…
不安気に主任を見ると頭をポンポンってしてくれた。
「次は新生児室に行きますー」
そのまま新生児室に移動した。
見たことなかった新生児の赤ちゃん。
ガラス越しに生まれたての赤ちゃんを見て
「わぁ…」ってあちこちから感嘆の声。
「わ…
すごくちっちゃい…かわい…」
思わず口に手を当てた。
信じられないぐらい小さくて。
信じられないぐらい可愛い。
横を見ると主任もちょっと驚いた表情で赤ちゃんを見てた。
「ミンソクさん…見て?
手とかあんなに小さい…」
「ん…ちょっとびっくりした」
しばらくぼーっと新生児室を見てると
主任が口を開いた。
「…正直。自信とかないしよく分からない。」
「え…?」
・
3306人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HARU(プロフ) - まゆさん» まゆさんこちらにもありがとうございます!泣いてくださったとは…(;_;)でもあたしも書きながら泣いてましたw今その時思い出すと爆笑ですw (2019年1月7日 9時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 何度も涙して読みました。涙と鼻水でティッシュ消費しました。笑 (2019年1月7日 1時) (レス) id: a5365422b1 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - サランさん» ぜひ^^ってゆっても最初書いてた主任サイドが難しすぎて断念したものに手を加えたものなんですけど…なのであんまりです笑 いつもありがとうございます!! (2016年4月7日 23時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - Yuuuuさん» Yuuuuさんはじめまして!ほんとですか…(;_;)ほんとに嬉しいです。。あたしも結婚したいなぁと思って書いてます笑 ほんとのろのろ更新すみません…ありがとうございます!! (2016年4月7日 23時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
サラン - HARUさん» twitterしてないんですけど探してきます!!!!主任の番外編……あーはやく見たいです(((゚ω゚))) (2016年4月3日 21時) (レス) id: ff36c4a233 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:HARU | 作成日時:2016年2月17日 22時