キム・ミンソク主任！ 3

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鞄に手を伸ばして片手で鞄の中を漁った。


「あーアイス！毛布に付けるなよ」

「あーはいはい」

「持ってやるから」

「食べないでくださいよ」

「……」


もー。神経質なんだから。


「土曜日だったら付いて行ってやるのに」


「予約がいっぱいだったんですよ。
午前だけだし…」


母子手帳からエコー写真取り出そうとしたら
一緒に挟んでた両親学級の案内の紙が目に入った。


………




一瞬言おうかと思ったけど…
サッとエコー写真だけ取り出して主任に渡した。


「今日のです」


私にアイス渡してきて眉にしわ寄せて
遠くにしたり近くにしたりして見てる。


「なんかよく分からなくなってきたな」


「これは…写ってるの太ももだけかな？
大きくなってきたから…よく分かりませんけど。
でもとにかく順調だって言われました」


「良かった」

そう言って私の二の腕揉んでくる主任。

「…なんですか」

「どうせ体重は相変わらずなんだろ」

「……」



ムスっとしてると後ろ向かされて主任の脚の間に引っ張られる。

後ろからお腹触ってくる主任だけど…

これ…バックハグじゃないの？

変にバクバクしてくる心臓。



「動く？」

「た、たまに動いてますよちゃんと…」





「…今週末だけど」

「ん？」

「土曜日実家行こうかと思って。」


土曜日って言われてハッとする。
両親学級の日だ…


「土曜日ですか…土曜日はちょっと…」


「なんかあるのか。いっつも暇のくせに」


「いや、行くのが嫌とかじゃないですよ？
ちょっと…ユナとたまには出掛けようって約束しちゃって…」


「ふーん」


…嘘ついちゃった。


でも言えなかった…両親学級のこと。



「日曜日にしますか？」


「別にいつでもいい。まだ行きたくなかったら先にしてもいい。」


「いや、日曜日にしましょう」


なんか実家に行くのが嫌みたいに思われそうだから思わず日曜日って言っちゃった。


なんか週末がちょっと重い…






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