(15)フィッシィング ページ17
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とある晴れの日にて
「雲ひとつない晴天!!」
「ツナマヨ!明太子!」
「心地よく吹き抜ける風!!」
「青く輝く海だー!!」
『真希ー、餌とかここ置いとくね』
「おう、あと氷とか準備しといてくれ」
「それ俺やります」
テンションが様々な一、二年生たち
彼らは今、海に釣りに来ているのである。
真希は肩に担いでいた竿を下ろし、虎杖たちがはしゃいでいる姿をカメラに収めているAに声をかける
「Aもアイツらと一緒に騒ぐタイプだと思ってた」
『んー、私海とかで釣りやるの結構見慣れてるんだよね。お父さんが好きだったから着いてってたし』
「じゃあ得意なのか?」
『見る専だったから無理だと思うー』
そう言って笑いながら、どんどん準備を進めていく
はしゃいでいた狗巻や虎杖たちも、真希によって連れ戻されてきた
各々竿を手に取って準備万端だ
「先輩、俺と勝負しよーよ!どっちが大きい釣れるか」
『いいよ!負けーん!』
「私抜きで話してんじゃないわよ!私だってあんたやAさんに負けないんだから」
「高菜、すじこー!」
「パンダだって魚釣るとこ見せてやらないとな」
「あ、おい恵。フライングで始めんな」
「準備出来てたんでつい」
それから小一時間ほど、それぞれが魚を釣ってはバケツに入れて見せあったり、時には魚が釣れたと思えば長靴が釣れてしまったり、岩に糸が絡まってしまったり。
そんな中で、Aは1人だけ何も釣れていなかった。
『(もしや位置取りが悪いのでは…?)』
…と、そう考えたため堤防の先端の方に行って釣ることにした
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ほやっく(プロフ) - souさん» コメント嬉しいです〜!!読んでくださりありがとうございました!!! (2022年1月23日 10時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様です!私も恵くん大好きなのでオチが恵くんでとっても嬉しかったです!! (2022年1月22日 21時) (レス) @page40 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほやっく | 作成日時:2021年3月3日 19時