【刀剣乱舞】時間遡行軍に愛された少女＊完結＊ (ページ11)

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私の存在理由ページ11

チュンチュン…

外から聞こえる鳥たちの声に目を開ける

朝日が障子からさしこみ、私の体を照らした

……………結局、あれから眠れなかった！！！

ちらっととなりで寝てる薬研兄をみると、気持ちいいくらいぐっすり眠ってる

『………………』

私がじー…と薬研兄の寝顔をみてると、スパンッと勢い良く襖が開いた

びっくりして襖のほうをみると、

『………彼方君？』

彼「おっはよう！Aちゃん！あれ？薬研はまだ起きてないか。

　

　まぁ、ひとまず、今日の当番表をみてきてね！当番表は大広間の廊下に貼ってあるよ！」

仁王立ちして眩しいくらいの笑顔で告げた彼方君。

……なんか嬉しそう？

『なんだか嬉しそうだね…なんかお祝い事でもあった？』

すると彼方君はふふふふ…と笑うとぎゅーっと私に飛びついてきた

『わっ！？』

彼「今日、当番が僕とAちゃん、一緒なんだよー！」

『えっ』

そうなの？と驚いて彼方君をみると、彼方君はにっこにこで私の胸に顔をうずめた

すると、隣で勢い良く布団をバサッと投げる音が聞こえ、振り向くと

薬研兄が鬼の形相でそこにいた

『や、薬研兄？お、おはよう？？なんか顔…こわいよ』

薬「あぁ。おはよう。……ってちがう！そんなことより！！！

　彼方！！！Aから離れろ！！！」

彼「えー？ひどいなぁ薬研。これから共に過ごす同士の仲を引き剥がすなんて」

『あ、あの確かに今日は当番が一緒だから共に過ごすけど、

　その言い方は誤解が生むような…』

薬「なんでAの胸に顔をうずめてんだよ！！！」

彼「えー薬研、いいじゃない。減るものじゃないし」

『え。大丈夫だよ薬研兄。もともと大きくはないし。』

薬「お前は危機感を持て！！怒」

彼「わかってるよ？Aちゃんには僕からよーく言っとくから。

　ね？お義兄さま？」

薬「兄って呼ぶなああ！！！」

朝から怒りマックスな薬研兄。

ここに来てから、なんだか“騒がしさ”を知った気がする…