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36話 欲しい答えが見当たらない ページ36

A『搭乗口が近くて良かった。私クラピカとまだ喋りたかったんだ』


『迷惑だった?』
そう言うと、君は笑顔で
「私もだよ」
と返してくれる。







分からないことが沢山ある。
聞きたいことが山程ある。

なんでかな、聞けないんだ。


私がクラピカに対して良い印象を持っているのは確かだ。


敵なのに。



じゃあ何で私はクラピカに良い印象を持っている?

顔が好みだから?
紳士的だから?
強いから?
優しくしてくれるから?






敵だから?




違う。

恐らく欲しい答えは見つからない。
クラピカと喋らないと貰えない。





A『クラピカ、ハンター試験お疲れ様。合格、おめでとう』

ク「ああ。Aの方こそ」

A『戦ってるクラピカ、かっこよかったよ』

ク「そ、そうか?ありがとう…」





クラピカと喋りながら、答えを探す。
みつからない。




ク「Aはこれから家に帰るんだろう?」

A『うん。説教が何日続くか分からないけど。クラピカはこれから仕事を探すんだよね?』

ク「そうだ。いち早く幻影旅団や同胞の目に辿り着けるものを探す」





みつからない。



A『……そっか。無理はしないでとは言わない。言ったって、クラピカしそうだから。ただ私が言えるのは、自分が最善だと思う道を選んでねってことだけ』

ク「A……」










ク「君は何故、私のことをそんなに気にかけてくれる?」





A『えっ…』










何故だろうか。

聞かれても答えられない。



クラピカも、私と似たようなこと考えてたんだ。




何故答えられない?



そんなの、

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作者名:ゴンクラ命の荒川白希 | 作成日時:2023年3月17日 13時

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