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…
阿部に代わり、キッチンを借りて料理をすることに。
阿「オムライス作ろうと思ってて、材料は一式買ってきてます」
冷蔵庫を見ればちゃんと揃っている材料。
オムライスを作る前に練習として卵焼きに挑戦したらこうなってしまった、との事。
『分かりました、じゃあオムライスは私が作っちゃいます』
阿「ありがとうございます……！！！」
・
カウンターに置いた腕に顎を乗せ、嬉しそうに眺めている阿部。
『そんなに見られると緊張します……』
阿「ふふっ、俺のキッチンでAさんが料理してるのってなんか新鮮だなぁって思って」
あまりに嬉しそうにしているから見ないでくれ、とも言えず。
『そうですか……』
阿「はい！だから気にしないで下さい」
いや気になるよ、と心の中でツッコミを入れつつ料理を進めた。
・
『お待たせしました』
机の上に出来たてのオムライスを並べる。
阿「うわぁ……！美味しそう〜」
キラキラした目でオムライスを見る阿部、
そしてスマホで写真を撮り始めた。
『そんな、綺麗な見た目じゃないから写真なんて…』
阿「Aさんが作ってくれたって事が重要なんです……！」
ほら、冷めないうちに食べちゃいましょうと肩に手を置いて自分の隣に座らせてくる。
(阿部さん優しいけどどこか強引なんだよな……)
阿「じゃあいただきます！」
『いただきます』
阿「んまぁっ！！！美味しい〜」
細い割に毎回すごい速さで完食する阿部。
その数分後くらいに私も食べ終えた。
阿「ご馳走様でした！
Aさん本当にありがとうございます、駆けつけてくれて嬉しかったです」
『助けてくださいなんて何があったのかめちゃくちゃ心配したんですからね……』
阿「ふふっ、心配してくれたんだ」
『……っ』
阿部の気持ちを知ったからだろうか、
どこからとも無く甘い空気が漂ってくる。
阿「Aさんは俺の事好き……？」
背中に手を回され接近する距離。
首をこてんと傾げながら顔を覗き込まれる。
『好き……かもしれない……です』
気づきたくなかっただけで、とっくに好きになっていたのかもしれないな。
そんなことを考えていると、いつの間にか阿部の顔が近くに来ていた。
何をされるかは予想はついていたが、
私は動くことなく静かに目を閉じた。
…
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かおん(プロフ) - わぁー！返信いただけて嬉しいです！この続きが気になる感じたまらないですね！また他の作品も愛読させていただきます！ (2021年5月13日 0時) (
レス) id: fe14f82703 (このIDを非表示/違反報告)
虹バラ(プロフ) - かおんさん» 感想ありがとうございます！今後の2人がどうなるか、作者自身も気になっております笑 今のところ書く予定はありませんが参考にさせて頂きます、ありがとうございます！ (2021年5月12日 20時) (レス) id: dbf5e0dd75 (このIDを非表示/違反報告)
かおん(プロフ) - とても面白かったです！意味深な形で終わるのも好きですが続きが気になっちゃいます！笑もしよかったら続きお願いします！ (2021年5月11日 17時) (レス) id: fe14f82703 (このIDを非表示/違反報告)
虹バラ(プロフ) - レーズンパンさん» 感想ありがとうございます！そう言って貰えるととても嬉しいです、お時間を割いて目を通していただきありがとうございました！ (2021年3月18日 22時) (レス) id: dbf5e0dd75 (このIDを非表示/違反報告)
レーズンパン(プロフ) - とても面白かったです！サイコパス阿部の片鱗が見えるタイミングが凄く好きでした！ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 2d8416a236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹バラ
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/royal_myrt25
作成日時：2021年2月14日 9時
