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悪足掻き 5 ページ6

着々と準備が進んでいく中で、ひとつ準備出来ていないものがあった。それは、私が最後に必要なもの。


「百合の花ください」

「こんなにもかい?」

「はい」


別に百合の花じゃなくたって出来るんだけどね。でも、百合の花の方が綺麗でしょ?家の近くの花屋の店員に不思議そうに見られながら、百合の花を大量に買う。筋力が衰えているから、持ち運ぶのが大変だったが、花屋の店員が私の家まで運ぶのを手伝ってくれた。でも、まだ足りない。もっと買わなければ。親が残してくれた私の財産を全て使うつもりで百合の花を買う。親不孝だけど、私の意志だ。


「あれ、手の感覚があんまりないな」


私の五感である感触がなくなってきた。全てがなくなった訳ではない。だから私はまだ頑張る。例え皆に嫌われようが、私が皆の為になるならば。


「ッよし、頑張るかぁ‼︎」


手の力を軽く振り絞って、自分の顔に喝を入れた。

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設定タグ:ハイキュー , 青葉城西 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
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- 今まで自分に自分で嘘ついてきて無理してたけどこの作品にあって泣けてスッキリしました。ありがとうございました (2018年3月15日 23時) (レス) id: 09905f0f4e (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ - 命を軽く見がちな私を叱ってくれる人に感謝をしながら生きています。心にくるいい作品に巡り会えたことに感謝を。長文失礼しました。 (2018年2月23日 19時) (レス) id: 436d32812a (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ - 学校でケンカした友達に「死のうかと思った」と言われた時、窓開けて目の前で飛び降りてやろうかと思いました。しなくて良かったと思う反面、楽になれたのかもしれないと他の人に話したら、泣きながら怒ってくれました。 (2018年2月23日 19時) (レス) id: 436d32812a (このIDを非表示/違反報告)
アラン - 全てが、退屈で仕方ない日々で、苦しくて死にたかったです。 でも、占いツクールのおかげで幸せです。「命」それは、儚いモノであり美しいモノであると私は思います。 私は、今、生きていられることに感謝します。 どうしても生きたかったであろう人のために。 (2016年4月21日 19時) (レス) id: 76bd4efda1 (このIDを非表示/違反報告)
梅木さんです(ドヤア - 死にたい。自分は愛されてなんかいないんだ。って時々思うんです。そんなときこのサイトに来て小説を読む。嫌われ、愛され、ほのぼの、ギャグ、ジャンルはいろいろありますが決まって思うのがそのキャラ達は愛されているということです。まぁ、とにもかくにも (2016年3月12日 20時) (レス) id: 42aa7227c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三夏桜 | 作成日時:2015年7月21日 15時

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