【虐殺募集企画】ヴォイド戦記

【世界観】 ページ1

『クルカム』
文明は中世ヨーロッパをイメージしてもらえると分かりやすい。唯一違うのは、魔法と呼ばれる技術が存在していた点である。黒い建築物が特徴的なクルカムは魔法を使って発展していったのだが、ある日クルカムの王ヴェーゼが禁忌の魔法を使ってしまい、悪魔を呼び起こしてしまった。

現在は滅亡しており、生き残りが僅かにいるだけである。廃墟と化したクルカムには魔物が蔓延っており、足を踏み入れれば命はないとされる。

魔法の技術の残骸が残っており、それらを目的とする者がよく侵入している。また、悪魔や魔物を倒そうと志す者も立ち入っている。しかし今まで帰ってきた者はいない。

元々鎖国していた。そのためクルカムから悪魔が現れたという情報が他国に届いた時には、とうにクルカムは滅んでいた。


『クルカム人』
クルカムに住み、黒教を信仰する人々。総じて非常に美しい容姿をしている。熱心に黒教の女神クロエを信奉する。しかし一方で異教徒に対しては残酷で、他の民族は醜く劣って穢らわしいものとして忌み嫌い、排除しようとしていた。

基本的に異教徒は人間ではなく猿であると認識しており、異教徒が相手ならばどのような行為でも正当化されると思っている。そのため、クルカム人の生き残りである魔法使いや聖職者、聖騎士等はヴォイドを良く思っていない。


『ヴォイド』
クルカムの国にやって来た人間の総称。クルカムの出身ではない。魔法も、黒教への信仰もない。ヴォイドというのは、クルカム人が他国の人間を指して言う単語であり、蔑称。


『黒教』
女神クロエを信仰する一神教であり、クルカムの国教。世界でもクルカムのみが信仰する宗教であり、この世界における原初の宗教である。

黒を神聖な色と見なし、白を最も劣った色と見なしていた。黒教では魂は黒いとされている。

クロエは人々に魔法を授けたとされる。しかし世界の人々は戒律を守らず堕落し魔法を手放してしまい、クルカムだけが戒律を守っていたため魔法を失わずに済んだとされる。この神話から、クルカムでは強い選民意識が芽生えていた。

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