第127話 不動明王 邪と天 ページ30
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夜、ハルヤがジッとフドウ雷鳴剣を見ていると
突然その様子が変化した。
洞潔「どうされました？」
ハルヤ「奴らめ…手に入れたらしい」
洞潔「手に入れた…？まさか新たな妖聖剣では……」
ハルヤ「…いや、妖聖剣じゃない。感じたことのない力だ」
洞潔「油断なりませんな…」
二人が言葉を交わしていると、
それを聞いていたフクロウが声をあげる。
フクロウ「その正体、探ってまいります！この私にお任せを！」
ハルヤ「はぁ？任せる訳ないだろう」
フクロウ「ッ…！」
ハルヤ「姫も探せない、オーガの始末も失敗…その上でまだ恥を晒したいのか？」
フクロウ「………」
ハルヤ「"無能"だよ、お前」
フクロウ「……！」
ハルヤ「邪魔にならない様に留守番でもしていろ」
ハルヤは冷たく言い捨て、フドウ雷鳴剣を握る。
するとたちまちに小刀へと変わり、
それをテーブルへ置いて、二人はその場を離れた。
フクロウ「ッ…私だって……！」
一人取り残されたフクロウは
フドウ雷鳴剣を見つめ、悔しげに呟いた。
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ケースケ「…あれ？さっきまで、祈り山にいたのに……」
ウィスパー「どうやら朱雀にはワープ出来る能力がある様ですねぇ」
ナツメ「…ショッピングモール……？」
トウマ「ここにフドウ雷鳴剣が…」
朱雀「間違いない、我には解る。かつては同じ剣武魔神だったからな」
アキノリ「そういや、どうして幻獣の姿になったの？」
朱雀「我のことはいい。さぁ、フドウ雷鳴剣を探すのだ」
アキノリの問いに答えず、
朱雀はその場から姿を消した。
ケースケ「あっ！？」
A「帰ったみたいだね…」
トウマ「…よし、行こう！」
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アキノリ「…別におかしなとこは見当たんないけどなぁ」
ナツメ「確かに…」
ケースケ「姉ちゃん…オレ、ちょっとトイレに行ってくる」
ナツメ「うん」
アキノリ「…でもこの何処かにフドウ雷鳴剣がある
ってことは、それを奪った酒呑童子が潜んでいるはずだ」
トウマ「アシュラ豪炎丸の使い手も、酒呑童子の仲間なんだよね…」
アキノリ「油断できないな…」
A「………」
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海(プロフ) - 前の話も全部読みました。すっごく面白かったです！更新停止してるのが悲しいですけど、いつかまた続きを読みたいです (2月10日 12時) (
レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2022年2月19日 10時
