第122話 ページ25
NOside
ナツメ達は崖の上で、
何かを見つめ呆然としていた。
ナツメ「…………」
ケースケ「わぁ……！」
アキノリ「あれが霊鳥の滝…」
A「見事な景色だね……」
ナツメ「あそこに朱雀が…」
アキノリ「よし、行こう！」
アキノリの言葉に五人は歩き出し、
朱雀の名を叫んで探し続けた。
すると…
？「…さて、遊ばせてもらおうか」
そう小さな鳥が呟き、緑色の光を纏う。
アキノリ「すぅ〜ざぁ〜く…っ……」
そしてなんと、その鳥は
アキノリに取り憑いてしまった。
ケースケ「おーい！」
ナツメ「朱雀どこ〜っ！？」
A「剣武魔神がこんな探し方で見つかるのかなぁ…？」
アキノリ？「んなわけねぇだろ」
ケースケ「え、アキノリ…うわっ！？」
その珍しい声色にケースケが振り向くと、
アキノリは鋭い瞳でケースケの目の前にいた。
アキノリ？「大体ケースケ、お前来てる意味あんのか？」
ケースケ「えっ…？」
アキノリ？「どうなんだよ！？」
ナツメ「ちょっと！どうしたのよ、急に！？」
ナツメが異変を感じて問いかけるが、
アキノリはそれを無視し、ナツメにも詰め寄った。
アキノリ？「お前もだよ、ナツメ」
ナツメ「えぇ…？」
アキノリ？「お前がアシュラ豪炎丸の使い手をすぐに倒してりゃ、トウマを助けられた！
妖怪ウォッチ持ってる意味あんのか！？」
A「アキノリ、そこまで怒らなくても…」
アキノリ？「はぁ？そもそもA、お前は何を
知ってんだよ？」
アキノリ？「いつも何かを察したようなこと言う
くせに、俺達にはそれも教えようとしねぇ！
まさか、今までの全部お前が仕組んだことなんじゃねぇのか！？」
A「…………」
トウマ「やめるんだ、アキノリ！」
アキノリ？「うるせぇ！元はと言えばトウマ、
お前がフドウ雷鳴剣を取られたせいだろうが！」
トウマ「なっ…」
アキノリ？「そうだろ！？」
トウマ「ああ、その通りだ…」
アキノリ？「お前があの占い姉さんの所へ行かなければよかったんだ…お前が、まいた種だ！全部！」
アキノリはトウマを崖の隅へ追い込み、
そう言い放った。
トウマ「…嗚呼、そうだ」
ナツメ「アキノリ、いい加減にしなさ…っわ！？」
ナツメがアキノリを止めようとした瞬間、
緑色の波動が放たれて吹き飛ばされてしまった。
A「ナツメ！？」
ケースケ「姉ちゃんっ！！」
ナツメ「ッ………」
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海(プロフ) - 前の話も全部読みました。すっごく面白かったです！更新停止してるのが悲しいですけど、いつかまた続きを読みたいです (2月10日 12時) (
レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2022年2月19日 10時
