第119話 ページ22
NOside
アキノリ「正しいのはどの道だ…？」
ケースケ「…ひいっ！な、何か来る……！！」
ケースケが悲鳴をあげた直後、
正面から謎の老婆が現れた。
アキノリ「ば、ばあさん…？」
A「どうしてこんなところに…」
老婆「……………」
アキノリ「あ、あの〜…山の奥に通じてるのって、
どの道でしょうか…？」
アキノリが恐る恐る問いかけると、
老婆は無言で指をさした。
ナツメ「ありがとうございます…！」
ケースケ「なんか、この人怖いんですけど…」
ナツメ「こら、失礼でしょ？」
A「まぁ、気持ちは分かるよ…」
そんなやり取りをしながら、
五人は左の道へと進んでいった。
――――――――――――――――――
NOside
そして、道を歩いていると…
アキノリ「…ん？」
ケースケ「えっ…？」
通りすぎたはずの三つの道に辿り着いてしまい、
五人は戸惑いを隠せなかった。
ケースケ「こ、ここって…！」
アキノリ「さっきと同じ場所だ…」
すると、先ほどの老婆が背後に現れる。
トウマ「ッ…！？」
老婆「…………」
そして、老婆は再び指をさす。
アキノリ「えぇ、どういうことだ…？さっきは確か
こっちを指してたのに、今度はあっちの道を指してるぞ…！？」
A「…………」
ケースケ「…！あれ……？」
ふと、ケースケはあることに気がつく。
ケースケ「あのおばあさん、自分を指してる…？」
ナツメ「え？」
ケースケ「ほら！おばあさんの指先……
こんな感じに、自分の方を指してるんじゃないかな…？」
ケースケは指を曲げながら、
ナツメに説明をした。
ナツメ「まさか…」
A「…いや、間違ってないね」
アキノリ「…ほんとだ！あの婆さん、自分を指してる！」
トウマ「どういうことだ…？」
老婆「…それはね…………こういうことさァ！！」
老婆がそう叫ぶと、その姿は変化した。
四人「うわああああっっ！！！？」
アキノリ「…って、えぇ？」
ナツメ「か、階段…？」
トウマ「ひょっとして、これが正しい道なのか？」
アキノリ「よし、行こう！」
ケースケ「え？あ、マジ…！？」
トウマ「…僕も」
アキノリに続いて、トウマも階段を降りる。
ケースケ「や、やめようよ〜…」
ナツメ「あんたも、ほら！」
ケースケ「ひっ！わ、分かったから押さないでよ…」
？「…ふぅん、第一関門は突破か。
…それにしても、何故あの様な者が人間と……？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海(プロフ) - 前の話も全部読みました。すっごく面白かったです！更新停止してるのが悲しいですけど、いつかまた続きを読みたいです (2月10日 12時) (
レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこ | 作成日時：2022年2月19日 10時
