第117話 ページ20
NOside
アキノリ「鬼族の妖怪、酒呑童子…なんでそいつは
フドウ雷鳴剣を？」
カイラ「…強き力の元には、強き者が集うもの」
カイラ「酒呑童子は手に入れた力で、妖魔界……
そして、この人間界にも牙を剥くつもりかもしれない」
アキノリ「えぇ…！？」
トウマ「…僕のせいで……」
ナツメ「トウマ…」
カイラ「項垂れている場合ではないぞ、月浪トウマ」
トウマ「……」
カイラ「お前自身が取り戻すのだ。
お前こそが、"フドウ雷鳴剣"本来の所有者なのだからな」
？「そうだよ、トウマ」
トウマ「！」
突如聞こえた声に振り返ると、
そこにはAがいた。
ナツメ「A！？」
A「えへへ、やっほ〜♪」
カイラ「！…無事だったか」
A「はい、少し話をしてきただけなので…
それよりも、トウマを助けてくれてありがとうございます。カイラさん！」
カイラ「構わない。お前から連絡が来た時は何事かと思ったがな」
二人はとても仲良さそうに話をしていた。
その様子を見て、ナツメ達は思わず問いかける。
ナツメ「えっ…カイラ様がここに来たのって、
Aが連絡してたからなの！？」
アキノリ「てか、なんでそんな仲良さそうなんだよ！？」
トウマ「いったいどういう関係なんだ…？」
A「んー…まぁ、幼い頃からの知り合いだよ。
詳しくはまだ言えないけど、時が来たら話すから」
ナツメ「そ、そうなんだ……？」
ナツメはAの話に疑問を抱きながらも、
深追いすることなく話を戻した。
ナツメ「…それにしても、どうやって……」
アキノリ「あ〜…フドウ雷鳴剣を奪われたってことは、不動明王もいないってことだからなぁ…」
カイラ「…一つだけ手がある」
ナツメ&アキノリ「？」
トウマ「なんですか…！？」
カイラ「フドウ雷鳴剣とは、伝説の妖聖剣。
そして…妖聖剣に対抗できるのは、妖聖剣のみ」
カイラ「新たなる妖聖剣を手に入れるのだ」
トウマ「………」
アキノリ「フドウ雷鳴剣の他にもあるんですか！？」
カイラ「妖聖剣は、五本存在する」
ナツメ「えぇ！？」
アキノリ「五本も！？」
カイラ「一つは、"フドウ雷鳴剣"
もう一つは、ナツメ達が戦った"アシュラ豪炎丸"
残りの三つは今もその強大な力のあまり、
知られざる場所に封印されている」
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海(プロフ) - 前の話も全部読みました。すっごく面白かったです！更新停止してるのが悲しいですけど、いつかまた続きを読みたいです (2月10日 12時) (
レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2022年2月19日 10時
