第８９話 ページ9
海音side
ドーンという大きな音。
俺は不安になってきた。
何が起きたのだろうか、どれほどの被害なのだろうか…と。
ルナ「行ってみよう！」
そう言うとルナは走っていった。
優希やさとりもそれを追いかける。
俺もあいつらを放っておくわけにもいかないし、気になるというわけで３人とは少し遅れて走って音の方へ向かった。
さとり「なに…これ…」
走っていって見つけた街の近くの丘。
そこで俺たちが見たのは巨大な鉄球が道の上にどんとおいてあったかのような痕跡。
かなり大きく、深いことがわかるがなぜなのかはわからない。
優希「おっきいね…」
そのとき、街の人たちが騒いでいるのがわかった。
ここからではよく聞き取れないけど誰かの名前をいっている気がする。
さとり「街の方にもいってみる？」
海音「ああ。何かこのことについてわかるかもしれない。」
今度ははや歩きで街の方へ向かった。
街は大騒ぎで人々は慌ただしく動き回っている。
女「いったい何があったのかしら…」
幼子「ママー、あれ、なあにー？」
そんなとき、一人の男性の大声が響いた。
男「おい、誰か！トマ様のところへ行ってこい！」
トマ様……
神様だろうか、それとも町長やら村長の名前だろうか。
まあ、迷っても俺達にそれがわかるわけがないが。
一人の少年が男性の声に答えた。
少年「俺、行ってきます。」
男「スイ…か。頼んだ。」
どうやらその少年はスイというらしい。
スイは男の返答を聞くと走ってどこかへいってしまった。
ふと、ルナの方を見てみると、ルナは険しい表情をしていた。
海音「ルナ？」
ルナ「ん？どーしたの？」
海音「いや、やけに険しい表情してたから。」
ルナはそうかなとでもいう風に首をかしげるとそのあとこう言った。
ルナ「なんとなくだけど、あの穴の辺りから闇のようななんか違うような魔力を感じるの。だから、何もなければいいんだけど……」
いや、あの痕跡がある時点で何かあるだろう。
そんなことも思ったけど口に出すことはしなかった。
正直、めんどくさかっただけだけど。
さとり「あれ、なんだろう……」
そのとき、さとりが何かを見つけた。
空から何かが数個起きてきているのを。
それのうちの１つは俺たちの方に向かって落ちてきているようにも見えた。
ルナ「危ないっ！」
そこそこ近づいてきたな…という辺りでルナが結界をはった。
だから大丈夫だったけど…
本当に、この世界はいろいろと異変が起きるんだな……
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柊沢花月(プロフ) - すみません、今まで見るだけにさせていただいておりましたがサーバーが重くなったら困るのでこの続きは【http://id52.fm-p.jp/623/TRPGyarou/】の方で言っていただいてもよろしいでしょうか？即席というところを用意いたしましたので。 (2017年5月7日 11時) (
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作者名：柊沢花月 | 作者ホームページ：http://id42.fm-p.jp/436/kagetu331/
作成日時：2016年10月25日 7時
