第86話 ページ6
竜斗side
あれだけは…あのことだけは冬馬たちに知られてはならない。何年も何百年も前のあの事件の真相も、僕の秘密も。
━━竜斗、大丈夫か?
頭の中にあいつの声が響いてきた。
僕は意識を集中させて頭の中で答えた。
竜斗「……普通にいくと駄目かもしれない。邪の力を受けた属性使い二人が相手だからね……」
今冬馬がお二人にいろいろと問い詰めている。
こうして、あいつと会話できるのも今の間だけだ。
━━力を貸した方がいい?
竜斗「少し頼んだ。…別に、交代してくれてもいいんだよ?」
━━言うと思った。…交代しても本気は出さないからしようか?
竜斗「ピンチになったら頼んだよ。それじゃ。」
冬馬達の会話が終わりそうだったから僕は現実に意識を戻した。
冬馬「……先輩方は結局チャームストーンにすがったんですね?」
凍矢「すがったんじゃない、現実を受け入れたんだよ。」
晴治「俺らももともとは反対していた。けど、俺らは全員あの方に負けた。だからだよ。」
あの方……
僕の予想通りなら1人しか選択肢はない。
竜斗「あの方とは…死の戦士のことでしょうか?」
死の戦士━━
実際の名はデスやらいろいろとあるがそれも本名ではないだろう。
晴治「その方以外に誰がいる?」
やっぱり。
さて、そろそろ決戦の時…かな?
凍矢「覚悟は出来てるかな?」
竜斗「もちろん。先に言いますけど、僕は剣は使わないんで。」
そう言って僕は剣の入っている鞘を外し、美桜に預けた。
晴治「さて……いくか。」
お二人の邪の魔力が高まっている。
徐々に増えて増えて。
凍矢「
僕の足元から大きな氷の柱が1本と小さいものが数多く出てきた。
僕がそれをかわすと次は後ろの方に炎の柱が出てきた。
僕はその中間辺りで立ち止まった。
竜斗「
僕が唱えると僕を囲うようにして竜巻が発生した。
その竜巻は周りの柱を飲み込んでいき、竜巻の中では氷が炎で溶かされ水ができていた。
僕はその水を巻き込んだ竜巻を二人の方へ向けて攻撃した。
二人はそれをかわすとやはり攻撃してきた。
凍矢「ダイヤモンドダスト!」
晴治「イグニス。」
氷魔法も炎魔法も当たると厄介だ。
だから必死に次々と飛んでくる火の玉や雪玉をかわしていると攻撃のチャンスがあまりない。
そこで、凍矢先輩が少し余裕のある笑みを浮かべた。
凍矢「残念だったね、フィンブル。」
それは……魔力低下系の魔法だった。
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柊沢花月(プロフ) - すみません、今まで見るだけにさせていただいておりましたがサーバーが重くなったら困るのでこの続きは【http://id52.fm-p.jp/623/TRPGyarou/】の方で言っていただいてもよろしいでしょうか?即席というところを用意いたしましたので。 (2017年5月7日 11時) (レス) id: aaf9023767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊沢花月 | 作者ホームページ:http://id42.fm-p.jp/436/kagetu331/
作成日時:2016年10月25日 7時