第１０１話 ページ21
竜斗side
……痛い。
風夏「そうか、君は彼と違って回復スピードはメチャクチャ速くはないんだね。」
幸いにもかすったのが利き手じゃない方の左手…ましてや手じゃなく腕であってよかった。
でも、先輩の攻撃は止む気配がない。
ならば……
竜斗「…ウィンド、シア」
回避しつつの強化。
そして……
竜斗「効くといいけど…タービュランス！」
発生した乱気流は弾を飲み込んでいく。
とりあえずその場しのぎみたいな感じだ。
ある程度を乱気流でおさえてるあいだにひょいっと先輩の背後に立っておく。
そして、ゆっくりと、極力ばれないように魔法名を呟く。
竜斗「……テン…ペスト…」
規模こそは小さいが大あらしのような状況になった。
小さい大あらしというと矛盾しているようにも思えるけどそうとしか言いようがない。
先輩はどうやらそのモーションに気がつかなかったようでかなりくらっていた。
……かと思えば空気の流れ等々である程度は察していたらしい、そんなに思うほどは食らっていなかった。
風夏「…さて、そろそろ本当の事を話しても大丈夫かな。」
竜斗「本当の事…ですか？」
風夏「そう。…さっきも言ったよね、私たちはあの石の力を使ってはいないと。」
そして風夏先輩は話し出す。
１つ目、それは事実だということ。
２つ目、自分達は校長のいいなりにならず自分達の意思で行動しているということ。
３つ目、最近の学園の様子はあからさまにおかしいということ。
４つ目、僕から話を聞かなくともある程度の事は知っていたということ。
そして、５つ目。
風夏「…私達でよければ、君達に協力させてほしいんだ。」
風夏先輩の本心。菜乃花先輩達とも話し合って決めたこと。
隔離校舎の方へまでは行かないが学園の様子、校長とその周りの状況等を教えてくれるということ。
竜斗「先輩…お言葉ですけど、それを言うなら攻撃する必要はなかったんじゃないですか？」
風夏「だってさ、ただ話すだけでは信用されがたいじゃん？その上、君だけでの実力も知りたかったし。菜乃花達もきちんと話はしてくれてるはずだよ。で？今度はAちゃんたちをさらった理由？そうでもしないと話すら聞いてくれないでしょ？」
確かにごもっともだ。
……方法が荒いけど。
でも３人もの属性使いの先輩の力を借りれるのは心強い。
風夏「あ、竜斗くん。協力する代わりにあの悲劇のこと教えてね。」
ああ、やはりそれも目的だったのか。
仕方がないので僕はしぶしぶ許可をした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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ラッキーキャラ
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柊沢花月(プロフ) - すみません、今まで見るだけにさせていただいておりましたがサーバーが重くなったら困るのでこの続きは【http://id52.fm-p.jp/623/TRPGyarou/】の方で言っていただいてもよろしいでしょうか？即席というところを用意いたしましたので。 (2017年5月7日 11時) (
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作者名：柊沢花月 | 作者ホームページ：http://id42.fm-p.jp/436/kagetu331/
作成日時：2016年10月25日 7時
