第９４話 ページ14
大樹side(久しぶりなのは気のせいじゃありません)
暇だ。
とても暇だ。
冬馬の家にでも遊びに行こうか、それとも、誠の家にでも行こうか。
そんなこんなで冬馬の家へと向かった。
しかし、冬馬は誠や美桜、Aと公園の方へと行ったようだ。
俺は公園の方へ向かうことにした。
公園に着いた。
俺らが公園でたいてい座るベンチの辺りに行くのが一番あいつらがいそうな気がする。
まあ、この公園は広いし、そこまではこの入り口からは少し距離があるけど。
大樹「いるといいんだけどなーっと。」
それからだいたい3分くらい経っただろうか。
いつものベンチの辺りに着いた。
そこに確かに冬馬達の姿はあった。
そして、周りには属性使いの菜乃花先輩と大地先輩の姿もあった。
大樹「冬馬〜」
俺は冬馬の方へと向かおうとした。
そうしたら、急に冬馬達の周りが白く光った。
前に竜斗が話していた転移魔法とやらだろう。
冬馬達はどこかへ去っていった。
しかし、Aも美桜も魔法を使いそうな雰囲気はなかった。
いったい、誰が転移魔法を使ったのかと思って辺りを見回すと山添先輩達が転移魔法で去っていった。
大樹「もしかして、冬馬に何かあったんじゃ……」
そう思うものの僕は人間だから転移魔法で追いかけることすらできない。
だから、助けを求めるためにひとまず海音とルナにメールを送ってみた。
それから10分位経っただろうか。
一行に返事は来ない。
大樹「二人とも返事来ないか……どうしよう。」
そう思っていると、ここのベンチから近いところの入り口からドナが肉まんを右手に持ってやって来た。
大樹「おーい、ドナー！」
すると、向こうはこちらに気がついたようだ。
少し早足でこちらに向かって来た。
ドナ「大樹君…だったよね…どうしたの？」
名前はどうやらうろ覚えのような気もするが間違えてはいないので置いておくとしよう。
大樹「……まあ、かくかくしかじかで……」
俺はここであったことを軽く説明した。
すると、ドナはこう答えた。
ドナ「そうね……私たちだけじゃ解決できなさそうだし、竜斗君にも協力してもらう？」
それが今一番の安全策かもしれない。
竜斗の強さは誰もが認めている。
それに、竜斗の情報力なら何か知ってるかもしれない。
大樹「そう…だな。それが一番いいかも。」
俺らはそんな期待を胸に竜斗の家へと向かうことにした。
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柊沢花月(プロフ) - すみません、今まで見るだけにさせていただいておりましたがサーバーが重くなったら困るのでこの続きは【http://id52.fm-p.jp/623/TRPGyarou/】の方で言っていただいてもよろしいでしょうか？即席というところを用意いたしましたので。 (2017年5月7日 11時) (
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作者名：柊沢花月 | 作者ホームページ：http://id42.fm-p.jp/436/kagetu331/
作成日時：2016年10月25日 7時
