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限界 ページ8

今日はモトキ君とお出かけする日。念入りに準備をして、何回も鏡で格好を確認した。変じゃないよね?大丈夫だよね?


似合ってると言ってくれた昨日の店員さんの言葉を信じて買ったばかりの服に身を包み、きなこと共に家を出た。


心臓が痛い程緊張してる。鼓動が激しいのが自分でも分かる。モトキ君と実際にあったら心臓爆発しちゃうんじゃないかな…大丈夫かな…。


いつもの公園に行くと、既にモトキ君が待っていた。待ち合わせの30分前に来たのに、もういる…。どうしよう、待たせちゃったかな!?いつから待ってたんだろう……!


足音が聞こえたのか、モトキ君はすぐに私に気付いてくれて手を振りながら駆け寄ってきてくれた。相変わらず笑顔が眩しい…そんな所も好きだなぁ……。私、ちゃんと笑えてるかな。引き攣ってる自信しかないけど。



[おはよう]



手話で挨拶してくれたから何とか返す事はできた。でもモトキ君の目を見れない。視線をキョロキョロと左右に泳がせてるとモトキ君がどうかしたのかと尋ねてきた。


意を決して、変じゃないか聞いてしまった。モトキ君は服の事だって分かってくれただろうか。ちらりとモトキ君を見る。ちょっとキョトンとしたけど、私が言いたかった事を理解したらしい。私が好きなあの眩しい笑みを浮かべて手を動かした。



[可愛いよ]



あぁ、もう限界だ。耐えられなくて、顔を両手で覆った。モトキ君が、可愛いって言ってくれた。どうしよう、心臓が爆発しそうなくらい嬉しい。この服を選んでくれた昨日の店員さんにまた会ったらお礼を言わないと。


指の隙間から覗くとモトキ君とバッチリ目が合って。モトキ君が多分声を上げて笑ってるのが一瞬見えた。


私にはモトキ君がどんな風に笑ってるのか分からないけど、大好きな君の笑い声を一度でいいから聞いてみたいと思った。そんな事、叶いっこないんだけれど。


手話もある。筆談もある。モトキ君と話す手段がない訳じゃない。でも、君の声をこの耳で聞いて、この口で会話をしたいと思う時がある。言わないから、だからそう思うのだけは、どうか許してほしい。

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(プロフ) - mikaさん» そういうコメントくださると本当嬉しいです、ありがとうございます。私の作品が誰かの需要になってるんだと思うだけで頑張れます。でも最近更新ペース遅くなってすみません…。 (11月12日 0時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
mika - 尊い... (11月11日 8時) (レス) id: 590e6520a9 (このIDを非表示/違反報告)
mika - 更新されないと思ってたら移行してた笑 (11月6日 16時) (レス) id: 590e6520a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年10月30日 0時

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