4本の薔薇～another story～【Fischer’s】 (ページ42)

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プライベートだしそういうの言わない方がいいと思って言わなかったのに…！

「本当すみませんどうか忘れてください」

大野「何で？嬉しかったよ」

二宮「へ～？Aちゃんは大野さんが1番好きなんだ」

二宮さんがニヤニヤして肘で私を突いてきた。

うわこの人Sだ。←

大野「握手する？」

「しませんしません！」

ぶんぶん首を横に振って拒否をした。

いやだってダメでしょ。

ファンクラブ入ってる訳ではないけど、彼らから見たら私はただの一般人で。

松本さんがこのマンションに住んでることは知ってしまったけどこれ以上関わらない方がいい。

櫻井「普通の子なら喜んで握手するところなのに、凄い謙虚だね」

相葉「Aちゃんみたいなタイプの子珍しいよね」

「では私階段で下りるんで失礼します！」

二宮「あ、逃げた」

松本「気を付けてね」

二宮「転げ落ちちゃダメよ？w」

「そんなドジしません！さようなら！」

櫻井「マサイくん達によろしく言っといてね」

「はい！」

バイバーイ、と手を振る相葉さんに手を振り返すことはなく頭を下げてエレベーターの横にある階段を駆け下りる。

去り際、大野さんがちょっとしょぼんとしてたのは見て見ぬフリをした。←

「これから隆くんの家来るの控えよう……」

今回みたいに鉢合わせする可能性もなくはないんだ。

隆くんには結婚したし従兄弟とはいえ男の一人暮らしの家に行くのはちょっと…みたいな感じで言っておこう。

一気に階段を駆け下りたせいで息が乱れた。

深呼吸をしてから歩き出す。

「まあもうあの人達に会うことはないでしょ、多分」

…あ、もしかして今のフラグ立った？？

いいや気にしなーい☆←

「ただいま！」

マサイ「おかえ、りっ！？」

帰ってすぐにマサイくんに抱き着けばよろけながらも受け止めてくれた。

マサイ「どうした…？」

「んー、いや、こうしたかっただけ」

マサイ「あぁそう……おかえり」

「ただいま」

ぎゅう、と抱き締め合う。

はー、やっぱマサイくんの匂い落ち着く…。

マサイ「楽しかった？」

「うん。でも隆くん潰れちゃったから家まで送ってきた」

マサイ「Aは酔ってない？」

「酔ってないよ」

酔ってはないけど、眠くなってきちゃった。

今日はもう寝ようかな…。

「マサイくん～」

マサイ「ん？」

「好き」

マサイ「俺も。やっぱ酔ってない？」

「酔ってないもん」

嵐さんに会ったのは秘密にしとこ。