if : シルクと付き合ってたら ページ26
〜 寂しくなかった理由 〜
シルク「Aおかえり!」
「ただいま」
シルク「……え、何か久し振りに会った彼氏に対して冷たくね?」
「そう?」
本業の関係で1週間程大阪に行っていた。
家に帰ればシルクくんが出迎えてくれたけど、平然とただいまって言った私に不満そう。
シルク「俺寂しかったんだけど」
「シルクくんってほんと寂しがり屋だよねぇ…何で
シルク「知るかよ。なぁ、お前はどうだった訳」
「何が?」
シルク「寂しかったかどうか」
「んー…そんなに寂しくはなかったかな」
シルク「……あっそ」
私の答えを聞いてシルクくんは完全に拗ねちゃった。
むすっとしてパソコンでの作業を再開させた。
こう言っちゃ悪いけど、私シルクくんの拗ねた表情好きなんだ。
下唇突き出してて可愛い。
なんて言ったら怒られるけど。
シルクくんの側に座って背中をつんつんと指で突く。
「シルクくん」
シルク「……」
「仕事頑張ったらシルクくんが待つ家に帰れるって思ってたから仕事捗ったの。本当だったらもう2、3日は向こうに滞在する予定だったんだけど、頑張って終わらせたんだ」
シルク「……」
「シルクくんがこの家で待っててくれてたから、エレンがびっくりするくらい集中できてさくさく進んだの。だから寂しさをそう感じなかったんだよ。私がシルクくんに会えない〜って寂しがってたらそれこそもっと帰るの遅くなってたけど?」
シルク「……ここまで言われてまだ拗ねてたら、俺凄ぇカッコ悪いじゃん」
くるりと振り返ったシルクくんは私を抱き締めた。
シルク「はぁ……何かAっていつも俺の1枚どころか数枚上手だよなぁ……流石CEOだわ」
「そうかなぁ」
シルク「……なぁ」
「ん?」
シルク「俺に会いたかった?」
「会いたかったよ。だから仕事頑張ったんだもん」
シルク「本当に?」
「嘘言わないよ」
シルク「ならいいや。俺も会いたかった」
シルクくんに早く会いたかったから、向こうでやらなければいけない仕事を頑張って終わらせたんだ。
仕事に集中してたからそんなに寂しくはなかったけど、会いたいと思ってたのは事実だよ。
「待っててくれてありがとう」
シルク「……おう。早く帰ってきてくれてありがとうな」
「うん」
大好きな彼氏に早く会いたいと思うのは普通じゃん?
多分、シルクくんが思ってる以上に私シルクくんのこと大好きなんだよ。
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ゆりりん(プロフ) - 終わるんですか〜(涙)この作品大好きでした〜!(涙) (2019年10月26日 23時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
www - 夫婦ね〜いいね〜(私は違うけど・・・) (2019年10月26日 20時) (レス) id: c017dbb3ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - きゅんきゅんします〜! (2019年10月24日 23時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - フラグがたったってことは…?!笑これからも楽しみにしています(´∀`) (2019年10月22日 10時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
www - 最近いいね!w (2019年10月16日 16時) (レス) id: c017dbb3ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瀧 | 作成日時:2019年9月1日 0時