4本の薔薇～another story～【Fischer’s】 (ページ23)

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マサイ「だからカメラもう1台あったのか」

ンダホ「そゆこと～」

シルク「お前こういう笑い耐えるの強いけど、自信は？」

「……正直笑わない自信がない」

モトキ「お？」

マサイ「珍しいな。今まで水含んで笑ってはいけない企画で吹いたことなかっただろ」

そう、今まで何回か口に水含んで笑いを耐える企画やってきたけど、1回も笑って水を吹いたことがない。

そういう我慢するの得意だからね。

でも今回の企画はやる前から分かる、耐えるの絶っ対無理。←

ぺけたん「あ！じゃあ罰ゲームとしてさ、リズハが1回水吹き出すごとに1曲、日本語の歌を英語にしてサビだけ歌ってもらうの。どう？」

モトキ「おぉ、いいじゃんそれ」

「えっ」

シルク「よしそれでいこう！」

「……まあ、いいけど」

何か勝手に決められた。

でも一発ギャグよりかはマシだ。

果たして私は何曲歌うことになるんだろうか……。←

水を含んでビニール袋を広げて持ってからOKサインを出した。

ンダホ「皆歌えそうな歌あります？」

シルク「おむすびころりんみたいな、あのレベルのやつでいいんじゃない？」

モトキ「リズハちゃん何かある？」

私もう口に水含んじゃったんですけど…喋れん！

ンダホくんにホワイトボードを借りて思い付いた曲を書いた。

ンダホ「もりのくまさん！いいね！」

シルク「あー、オッケオッケ」

ということで1曲目はもりのくまさん。

とりあえず日本語で歌う皆を眺める。

モトキくん→ぺけたん→ダーマくん→シルクくん→マサイくん→ンダホくんの順番で1パートずつ。

モトキ「one day～♪」

ぺけたん「in forest～♪」

ダーマ「this bear～♪」

シルク「あっはははwww」

モトキ「www」

ん？何？

皆が笑ってる理由が分からない。

thisよりtheの方が合ってるけど、thisでもそこまでおかしくはない。

私が不思議そうな顔をしてたことに気付いたらしいマサイくんと目が合った。

マサイ「おかしくない？」

水含んでて喋れないからちょっと頷いてからOKサインを出した。

それから続けて、と手を振った。

シルク「I met～♪」

マサイ「a flower flower flower BIG～！♪」←

「ﾌﾞｯｯ！！」

水吹いた。←

嫌な予感はしてたよ、うん。

でも無理だわ今のは。

皆一頻り笑ってからシルクくんが指摘してきた。

シルク「お前も水吹いたなwww」

「いや吹くでしょ今のは！」

ダーマ「よっしゃ罰ゲーム確定ー！」

マサイ「何かごめん」