146.高熱 ページ49
シルクside
Aが来ない。
おかしいな、あいつ最低でも約束の15分前には絶対来るのに。
LINEしても一向に既読にならないし。
モトキ「Aちゃん遅いね」
シルク「LINE送ってるけど既読になんねぇ。電話するわ」
まだ寝てんのかな。
朝とはいえ、Aなら普通に起きてる時間だ。
電話してもずっとコール音。
電源切ってる訳じゃなさそうだし、マジで寝てるだけか？
コール音の数が2桁を余裕で超えた辺りでやっと繋がった。
『……はい゛』
シルク「え、A？」
『う゛ん…』
シルク「声どした？枯れてね？」
電話に出たAの声は酷い声だった。
詳しく聞けば、風邪引いて俺に連絡しようとしたけど力尽きて床の上で寝ていたらしい。
今からそっち行くからと言って電話を切るとモトキとぺけがこっちを見ていた。
モトキ「Aちゃんどうしたの」
掻い摘んで話せば2人も行くと言ってすぐに3人でAの部屋に向かった。
インターホンを押した数秒後、ドアが開いた。
と思ったら何かがドアの正面にいた俺に倒れ込んできた。
シルク「うぉっ！？」
咄嗟に受け止めて見下ろすと、倒れてきた正体はAだった。
シルク「A！」
ぺけたん「大丈夫！？」
シルク「うわっ、体熱っつ！」
モトキ「Aちゃん、ちょっとごめんね」
意図せず抱き締めてしまったAの体は尋常じゃない程熱い。
俺の後ろにいたモトキがAのおでこに手を当てると眉間に皺を寄せた。
モトキ「熱かなりあるよ。すぐ病院行った方がいいかも」
シルク「時間的に午前の部で行けそうだな」
ぺけたん「俺車で来たから連れてくよ」
シルク「悪い、頼めるか？」
ぺけたん「いいよ。撮影は2人でやっといて」
Aを近くの病院に連れてくことになった。
このまま連れて行けないから、上がらせてもらって保険証とか必要な物を揃えることに。
シルク「よっ、と」
この際仕方ないとAをお姫様抱っこして家の中に入って、ソファーに寝かせた。
身長は俺とほぼ同じなのに体重は大分軽いなこいつ。
シルク「保険証は？」
「財布の、中」
モトキ「水飲んで」
「ん…」
ぺけたん「俺の上着貸すから、これ着て。すぐ行くよ」
悔しいけど、必要な物を持たせてぺけの車まで運ぶことまでしか俺にはできない。
ぺけたん「診察終わったらLINEするよ」
シルク「頼んだ」
…さて、マサイにAが熱でぶっ倒れてたって連絡するかな。
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瀧(プロフ) - wwwさん» ありがとうございます！！これからも駄作者にお付き合いしてください…！！ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - 瀧さん» ほんとですか？！嬉しいいいいい！私頑張ります！！そしてまたこれからも星を押しつ図けます！！！ (2019年6月18日 22時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» 気分転換にしてくださってるなんて嬉しいです！英検準2級までいくと難しくなりますよね。次こそ受かりますよ！応援してます！！d(^_^o) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - この小説見て気分転換！英検準２級落ちたんです・・・しかも三回目 (2019年6月17日 16時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - 弥生さん» ありがとうございます！そう言っていただけると書いてる甲斐があります(//∇//) (2019年6月15日 1時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年6月1日 2時
