130.リーダーとしての願い ページ33
シルクside
本心ではAのことをどう思ってるのか、気にならないと言ったら嘘になる。
けど、俺は聞かない。
メンバーにそんなこと聞かれたくないだろうし、大きなお世話だろう。
マサイ「うぉ〜、もふもふだぁ！」
「エーレ触れるようになって嬉しいけど、降ろしていいかな。重い」
モトキ「手伝おうか？」
「うん、お願い」
ンダホ「…でもエーレはAちゃんの背中から降りたくないみたいw」
「エーレ〜、お願いだから降りて」
マサイ「なぁ、力強くね？」
モトキ「そりゃチーターですし」
モトキは何でもなさそうな顔をしてAの背中からエーレを降ろすのを手伝う。
さっきまでの顔は俺しか気付いてないし、多分本人ですら無意識だったと思う。
いつの間にかカメラを回し始めたンダホとエーレと戯れるAとマサイとモトキ。
マサイ「めっちゃゴロゴロ鳴ってる」
Aの膝の上に頭を乗せて甘えるエーレはナァオと鳴く。
チーターの鳴き声初めて聞いたかも、可愛いな。
モトキ「うぉ、鳴き声猫そのものなんだ」
「まあネコ科だしね」
ンダホ「まさかドバイに来てチーターの性質知るとは思わなかったwww」
モトキ「確かにwww」
笑い合ってるあいつらをスマホのカメラに収める。
皆、笑っている。
メンバーが笑ってるのを見るのが好きだ。
俺は軍団のリーダーとして、メンバー皆に幸せになってもらいたいと本気で思ってる。
Aとマサイにはいつか一緒になってほしいと願ってる。
いつまでも2人で幸せでいてほしい。
もちろんモトキはモトキで幸せになってほしい。
こんなことメンバーにも誰にも言えないけど、本気でこう思ってる。
シルク「…俺も混ーぜて！」
俺には幸せになってほしいと願うことしかできないから、何も知らないフリをしよう。
もし、もしも何かしら相談されたら真剣に話を聞くよ。
誰かに話すことで楽になるのなら何時間だって聞いてやる。
俺にはそれくらいしかできないから。
なぁ、A、マサイ。
モトキ、多分だけどAのこと好きか、好きだったかと思うんだ。
だからさ、絶対に幸せになってくれよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瀧(プロフ) - wwwさん» ありがとうございます！！これからも駄作者にお付き合いしてください…！！ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - 瀧さん» ほんとですか？！嬉しいいいいい！私頑張ります！！そしてまたこれからも星を押しつ図けます！！！ (2019年6月18日 22時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» 気分転換にしてくださってるなんて嬉しいです！英検準2級までいくと難しくなりますよね。次こそ受かりますよ！応援してます！！d(^_^o) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - この小説見て気分転換！英検準２級落ちたんです・・・しかも三回目 (2019年6月17日 16時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - 弥生さん» ありがとうございます！そう言っていただけると書いてる甲斐があります(//∇//) (2019年6月15日 1時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瀧 | 作成日時：2019年6月1日 2時
