118-敗北 ページ18
味方である元光月家お庭番衆のベテランくの一、しのぶはジュクジュクの実の能力者。
物を即座に早熟化させることができる。
しのぶの能力を使い、A達がいる場所を早熟させて穴を作った。
これでカイドウの攻撃から避難できる。
だが念には念を。
Aは獣型になり広げた翼の下に全員隠した。
「これが白龍…！？」
『大人しくしててね…“龍の加護”』
周りの景色と同化することができる技である“保護色”から派生させた技、“龍の加護”。
自分を中心とした半径3mに膜というよりバリアを張り、いかなる攻撃も通さない。
Aが“龍の加護”を使った瞬間、真上をカイドウの攻撃が通過。
“龍の加護”越しでも分かる熱量と威力。
『っ、』
「Aさん！」
『大丈夫よベポ』
心配そうに見上げてくるベポに頭を擦り付ける。
カイドウの攻撃が直撃した訳ではない。
攻撃が止んだことを確認してから“龍の加護”を解いた。
『…そろそろ上がろうか、全員私の上に乗って』
「いいの！？わーい！」
獣型になっているのならこのまま全員乗せた方が早い。
キャロットは喜んでAの背中に飛び乗った。
一度Aの背中に乗ったことがある者は躊躇せず乗るが、キャロット以外のサンジやナミなどまだ乗ったことがない者は少し躊躇っている。
サンジに至っては女の背中に土足で乗ることに葛藤していそうだが。
『ほらナミ』
「きゃーっ！急に咥えんじゃないわよ！！」
『だってこうでもしないと乗らないじゃん』
ナミの服を咥え勝手に背中に乗せたら怒られた。
くるりとまだ乗っていない者達に視線を向けると咥えられるのは嫌だったのか乗り始めた。
『全員乗ったね、行くよ』
翼を広げ、穴を出た。
そこには本当につい先程まであったおでん城跡は見るも無残な姿に変わってしまっていた。
「城が…！」
『…あ、お菊』
「よかった皆さんご無事で！」
『しのぶの能力のおかげでね…お菊も無事？』
「はい、この通り」
『ならよかった、それで今の状況分かったりする？』
Aが駆け付けたお菊にそう聞けば顔が強張る。
この時点で嫌な予感しかしない。
「…心して聞いてください」
お菊の口から出る言葉に深い溜め息を吐く。
A達はこのままとりあえず捕まったルフィ抜きで“作戦”を続けるしかないのだ。
(…“麦わらのルフィ”でもカイドウにはまだ勝てないか)
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ライキ - 初めまして！すごく面白かったです！更新楽しみにしてます! (2022年8月17日 7時) (
レス) @page38 id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
水無月弥生(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)mとても楽しめました！続きを楽しみに待ってます！このご時世なのでお身体にお気おつけください！ (2022年2月12日 16時) (レス) id: 9fe8b56f99 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年1月4日 14時) (レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - シンアさん» 夢主は異名が白龍なので、は(→8月)く(→9日)りゅう、って感じで単純だけどいいや！と決めましたw 推しと誕生日同じだと嬉しいですよね！これからも更新頑張ります！！ (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆみさん» 作者はサンジもローも推しなのでできる限りどっちも出しますd(^_^o) (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年10月6日 0時
