102-心配で堪らない ページ2
『いやまァ、人として、医者としての倫理観が働いたせいでシャンクスを助けたから…それがなければシャンクスに好かれることはなかったからそこは少し後悔してるけど……』
「放置しとけばよかったんだ、そんなよく知りもしないキノコ食って勝手にぶっ倒れた奴なんか」
『こら、仮にも医者がそんなこと言わないの』
まさかここまでシャンクスに好意を持たれることになるなんて想像すらしてなかった。
誰かに好かれるというのは普通に嬉しいが、シャンクスレベルまでいくとたまに鬱陶しいと思う時もある。
たまに、いやしょっちゅう…。
『とにかく！私はシャンクスのビブルカードは捨てるつもりはないからね！』
「……はァ、分かった。
その代わり、もし今後赤髪屋から電伝虫掛かってきたらすぐ俺に代われ。
煽るだけ煽ってバカにした後ガチャ切りしてやる」
『何それ……シャチ〜、ローが性格悪いこと言ってる…』
「いやキャプテンのそれは昔から変わってねェよ？」
昔の弟はもう少し可愛げがあった。
いや今でも十分可愛い弟だと思っているが。
『何かロー凄いシャンクスのこと嫌いだけど、私に古龍蒼天を渡したの、シャンクスなんだからね？』
「「「はァ！？！？」」」
『さっき言おうとしたらちょうどシャンクスから電伝虫掛かってきたから言えなかったんだけど、これシャンクスから貰ったの』
「……」
「四皇なら最上大業物手に入れてもおかしくはない、か？」
「まァ、そうだな…」
「……益々気に入らねェな」
『…ねェイッカク、何でローあんなにシャンクスのこと嫌いなの？』
「Aさんが赤髪に取られるかもって心配してるんでしょ？」
『えェ、何その心配……』
ローがシャンクスに噛み付いたのは姉を大切に想っているが故。
姉のAを誰より知っているからこそ、Aが年上にも年下にも好かれやすいことなど昔からだと熟知している。
姉に好意を持っている不届き者は自分が排除しようと幼心に思った程だ。
それは今も変わらない。
今は姉を守れる程の力を付けた。
相手が四皇であろうと、絶対に近付かせたくない。
「姉様、俺がいない時には赤髪屋からの電伝虫は絶対に出るなよ」
『……アイアイキャプテン』
本気の目をしていた弟に何か言っても無駄だと感じ、従おうと決めた。
弟であるがこの船のキャプテンである彼の命令は絶対だ。
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ライキ - 初めまして！すごく面白かったです！更新楽しみにしてます! (2022年8月17日 7時) (
レス) @page38 id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
水無月弥生(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)mとても楽しめました！続きを楽しみに待ってます！このご時世なのでお身体にお気おつけください！ (2022年2月12日 16時) (レス) id: 9fe8b56f99 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年1月4日 14時) (レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - シンアさん» 夢主は異名が白龍なので、は(→8月)く(→9日)りゅう、って感じで単純だけどいいや！と決めましたw 推しと誕生日同じだと嬉しいですよね！これからも更新頑張ります！！ (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆみさん» 作者はサンジもローも推しなのでできる限りどっちも出しますd(^_^o) (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年10月6日 0時
