67-お願い ページ17
『お邪魔しまーす』
「あ、Aさん来た！」
「ふふ、トラ男君と相変わらず仲良いのねA」
『え？……ロビン、能力使って聞いてたな？』
「うふふふ」
ローと別れ、女部屋に行くとイッカクとロビンが寛いでいた。
ロビンは先程のやり取りを近くに耳を生やして聞いていたらしい。
「Aさんとキャプテン何してたの？」
「Aがトラ男君とね────」
『うわああああロビン言わないで！！』
ロビンの口を手で押さえる。
いざ先程のことを言葉にされると恥ずかしい。
しかもロビンはAが妬いた張本人だ。
「あらいいじゃない、減るものじゃあるまいし」
『私の精神ダメージが大きいの！』
「微笑ましいわよ？」
『そういうのいらないから！
ロビン！私ちょっと部屋出るけどイッカクに話さないでよ！！』
そう釘を刺して部屋を出た。
目的の人物達が一緒にいることが見聞色の覇気で確認できたので翼だけ出現させて飛ぶ。
当たり前だが飛んだ方が早く着く。
Aが探していた3人を見つけ、驚いている彼らの目の前に降り立つ。
『探したよ3人共』
「船の中で飛ぶのやめてくださいよ！」
『え、だって飛んだ方が速いんだもん』
「そらそうでしょうけど！」
「びっくりしたァ…」
『途中曲がり角曲がった瞬間にすれ違ったクリオネに叫ばれたよ』
「でしょうね」
「俺でも叫ぶよ」
「てか俺達探してたんすよね？キャプテンから何か伝言とかですか？」
『違う違う、私が個人的に3人にお願いしたいことがあるの』
お願い？と3人同時に同じ方向に首を傾げる。
それを見て不覚にも吹き出したA。
長い間一緒に過ごしてると仕草とか似てくるものなのか。
可愛いなと思いつつ本題を口にする。
『ローから3人はハートの海賊団を旗揚げする前から一緒に過ごしてた仲間だって聞いたの。
だから、ローと出会ってからのこと聞きたいなって思って』
「キャプテンとの？」
「全然いいよ！むしろキャプテンのこといっぱい話したい！」
『ほんと？ありがとうベポ』
「じゃあ俺らキャプテンのこと話すんで、Aさんも革命軍でのこと教えてくださいよ」
「いいなそれ！普通に気になる！」
『いいよ、近いうちにね。
あー、あともう1つお願いがあって…』
視線をウロウロさせ、言いにくそうにしている。
はっきりとものを言うタイプのAにしては珍しい。
『その……敬語、やめてほしいなと…』
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エースファン - 最初から拝見してます！とても面白いです。更新頑張ってくださいね、応援してます (2021年10月3日 21時) (
レス) id: e23982275e (このIDを非表示/違反報告)
KOMA(プロフ) - 素敵な話です！応援してます！ (2021年10月3日 16時) (レス) @page39 id: 2f9b06972b (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ローぷうちやんがハート海賊団のつなぎきてみたいだつてなかまになりたいじやないかな (2021年9月28日 18時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ぷうちやんありがとううれしいよつなぎきたいならろーにたのんでみたら (2021年9月28日 18時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - わたしはただローのあねさまとしてして大好きなおとうとローまもりたいだけ (2021年9月17日 17時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年9月9日 23時
