61-巨龍 ページ11
いよいよワノ国へ出発することに。
ハートの海賊団21人、麦わらの一味4人、侍2人、忍者1人。
この人数なら獣型になれば全員一度に背中に乗せられる。
ミンク族達に見送られながらそんなことを考えていた。
「ガルチュー！気を付けてな！」
『ありがとう、ガルチュー』
別れの挨拶をしてくれるミンク族にガルチューをし返していると誰かに引き剥がされた。
そんなことをする人物など1人しかいない。
振り返るとムス、と機嫌が悪い愛しの弟。
『なぁに、ロー』
「……距離が近ェ」
『でもあれぐらいの距離じゃないとガルチューできないじゃない』
「わざわざそんなの返さなくてもいいだろ」
『せっかくお見送りしてもらってるのになんてこと言うの』
何故弟がAに挨拶のガルチューしてくるミンク族に嫉妬してるのか分からないが、悪い気はしない。
のでハグで我慢してるとハグもダメだと言う。
『もう！何でよ！？』
「……姉様は昔から気を許した相手とパーソナルスペースが狭すぎる」
もっと慎重になってくれとローは言う。
それも本当に思ってることだと分かるが、
後で2人になった時に聞けばいいかとその場では頷いて終わらせることにした。
「ではそれがしが下象の準備を…」
『あ、大丈夫だよカン十郎。
私が全員背中に乗せて下りるから』
「む、そうか？」
「そりゃおめェ、ドラゴンになってか？
あの大きさじゃ全員乗せるなんて…」
『あれは獣型の
ロー、これ持ってて』
「？あァ」
ローに古龍蒼天を渡す。
少し離れたところで獣型に変身していく。
『リュウリュウの実のコントロールができるようになってからずっと鍛錬してたんだ。
獣型の体の大きさを変化させる、ね』
「な……！！」
ググ…、とドラゴンがどんどん大きくなり、ゾウで初めて見せた獣型の姿の何倍もの大きさになっていく。
────彼らの目の前には巨大な白いドラゴン。
『これが獣型の最大の大きさ。
飛ぶスピードは少し落ちるけど…これなら全員余裕で乗せられるでしょう？』
「これ程までとは……恐れ入った」
「ゴロニャーッニャッニャッ！ゆガラ最高ぜよ！！」
『ふふ、ありがとうイヌアラシ公爵、ネコマムシの旦那。
ほら全員乗りな、下象するよ』
乗りやすいようにペタンと地面に伏せるが誰も動こうとしない。
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エースファン - 最初から拝見してます！とても面白いです。更新頑張ってくださいね、応援してます (2021年10月3日 21時) (
レス) id: e23982275e (このIDを非表示/違反報告)
KOMA(プロフ) - 素敵な話です！応援してます！ (2021年10月3日 16時) (レス) @page39 id: 2f9b06972b (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ローぷうちやんがハート海賊団のつなぎきてみたいだつてなかまになりたいじやないかな (2021年9月28日 18時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ぷうちやんありがとううれしいよつなぎきたいならろーにたのんでみたら (2021年9月28日 18時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - わたしはただローのあねさまとしてして大好きなおとうとローまもりたいだけ (2021年9月17日 17時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年9月9日 23時
