52-バトル勃発 ページ2
『ちょっ、ドラゴンさん…！』
《お前の上司として引き継ぎしなければと思ってな》
『引き継ぎって…』
仕事じゃないんだから、と言おうとしたその時。
《あーー！！！！！》
明らかにドラゴンの声ではない若い男の声が乱入してきた。
《ドラゴンさん！Aさんから連絡あったら教えてくださいって言ったのに！！》
《…分かったから大声出すのやめなさい》
『はァ…サボ、ドラゴンさんに迷惑かけるのやめなさいよ』
《Aさんまで！》
先程までの大声はどうしたのか、落ち着いた声で弟には会えたか？とAに聞くサボ。
会えたよ、と言うと電伝虫越しでも嬉しそうなサボの声が聞こえた。
《そっかァ、よかったなAさん！》
『……うん、それでね、私────』
《────弟の海賊団に入んの？》
Aが言うより早く、サボの声が遮ってその先を言う。
《ほら、やっぱりあれが最後だったじゃん》
『……ごめんねサボ』
《俺はAさんが決めたことなら何も言わねェけどさ。
それでAさん、今弟近くにいる？》
『うん？隣にいるよ？』
「……何か用か」
《よォAさんの弟！お前確かルフィの友達だっけ！》
「！？友達じゃねェ！！」
ルフィの友達発言に何名かが吹き出して笑い転げている。
そいつらは後でバラす、と決めながらローは即否定。
お腹を抱えて震えている姉に軽くデコピンしつつ口を開く。
「俺達はただの同盟相手だ！！」
《まァルフィの友達でも何でもいいんだけどさ》
「人の話聞けよお前！！！」
《Aさんのこと、よろしく頼むよ。
Aさんすぐ自分を犠牲にするから》
『…そんなことないでしょ』
《いいやあるね、俺が何年Aさんを見てきたと思ってんだ。
Aさんが昔故郷で弟と過ごした年月よりも俺と革命軍で一緒に過ごした方が長いんだ、そんくらい分かるよ》
そんなサボの発言にキレた者が1名。
言うまでもなく、ローだ。
「ほォ、マウント取るとはいい度胸だなサボ屋…！
お前に姉様の何が分かる！」
《さっきも言ったろ？
お前より俺の方がAさんと長く過ごしてるんだよ》
何やら話の雲行きが怪しくなってきた。
Aはローを制するが手で口を塞がれて何も言えなくなってしまった。
「そもそもサボ屋、革命軍で姉様のことを姉のように慕ってたとニコ屋から聞いたが……！
姉様の弟は俺だけで十分だ！」
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エースファン - 最初から拝見してます！とても面白いです。更新頑張ってくださいね、応援してます (2021年10月3日 21時) (
レス) id: e23982275e (このIDを非表示/違反報告)
KOMA(プロフ) - 素敵な話です！応援してます！ (2021年10月3日 16時) (レス) @page39 id: 2f9b06972b (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ローぷうちやんがハート海賊団のつなぎきてみたいだつてなかまになりたいじやないかな (2021年9月28日 18時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ぷうちやんありがとううれしいよつなぎきたいならろーにたのんでみたら (2021年9月28日 18時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - わたしはただローのあねさまとしてして大好きなおとうとローまもりたいだけ (2021年9月17日 17時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年9月9日 23時
