第42話 ページ44
サンジは身体を揺すられる感覚と自分の名前を呼ぶ声で目を覚ました。
「っ、…A、ちゃん……？」
「！サンジさん！よかった、目を覚ました……！」
「何でAちゃんがここに……？」
「ごめんなさい…戦いが終わったと思って船から降りたの」
「そうか……怪我はない？」
「私は大丈夫…でも……っ、ゾロさんが……」
サンジはゾロに気絶させられたため、ゾロがあの後どうなったかは知らない。
Aの口振りから察するに、ゾロがどうなったか知っているらしい。
身体が軽い、と元気なルフィを尻目にサンジはゾロを探す事にした。
「いた…！！」
少し離れたところにゾロは立っていた。
「おどかしやがって……！おい！！あの七武海どこに……！！」
近づいて、ゾロがありえない程の血を流している事に気付く。
サンジについて来たAも目を見開き、両手で口を塞いだ。
「ゾロさん………！！！」
「何だこの血の量は……！！おい…おめェ…生きてんのか！？アイツはどこだ！！ここで何があった……！！？」
「………………なにも！！な゛かった…！！」
「っ、ゾロ、さん…」
ゾロはここで起きた事は誰にも言わないつもりだと分かったAはサンジにも言わない事にした。
サンジはすぐにチョッパーを呼び、至急手当てをする様に頼んだ。
チョッパーは血の量を見て叫び、えらいこっちゃえらいこっちゃと慌てて治療をするためにゾロを運んでいった。
「……サンジさんも、みんなも大分怪我してる」
「ん？あァ、これくらい大丈夫だよ。あのマリモに比べれば」
「……………私、何もできなかった」
「…気にしなくていいさ。おれはAちゃんが無茶して怪我する方が嫌だよ」
「……」
「ね？」
「っ……うん…………」
あやす様にAの頭を撫でる。
色々張り詰めてたものが緩み、Aはサンジにしゃがんで、と言った。
その言葉通りにサンジはしゃがむ。
と、Aがサンジの首に腕を回して抱きついた。
「おっ、と」
「っ、」
「Aちゃん？」
「無事で、よかった…！私、心配でっ……！！」
「……ごめんな、心配かけて」
サンジはAの後頭部と背中に手を回し、自分よりも一回りも二回りも小さいその身体を抱き締めた。
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minamiywt18(プロフ) - 森田菜々子さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年8月16日 22時) (
レス) id: b765eaea0d (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - minamiywt18さん» こちらこそすいません；その代わり最新頑張ってくださいね。 (2018年8月16日 21時) (レス) id: cc13c935d5 (このIDを非表示/違反報告)
minamiywt18(プロフ) - カーさん» コメントありがとうございます！凄いやる気出てきました(*´∇｀*)頑張ります！！ (2018年8月16日 16時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
minamiywt18(プロフ) - 森田菜々子さん» ごめんなさい、私ドラゴンボール詳しくなくて…。本当に申し訳ないんですが短編集をお作りすることはできませんm(_ _)m (2018年8月16日 16時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
カー(プロフ) - とっても面白いです！更新も早くて！楽しく読まさせていただいています！これからも頑張ってください！ (2018年8月16日 16時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2018年8月16日 1時
