第32話 ページ34
その化けグモは名をタラランという。
「前方におれ、後方に鎧の戦士達だ…！！────これで一味は全滅だな」
「「！？」」
タラランの言う通り、後方には先程の鎧のゾンビ達が迫って来ていた。
「……状況は最悪…！！八方塞がりとはこの事だ。早急な対応を要するが……おれに任せるか？」
「…お好きにどうぞ。対応してみせるわ」
「どうするの？フランキーさん…！」
「まァ安心して見てな。じゃあ行くぞ！"
フランキーが渡り廊下に向かって技を使った。
ボン！！！と音を立てて渡り廊下は崩れていく。
「んんんぬァにィイイイイイ！？お前！！渡り廊下をォオ〜〜〜！！！！」
「────まァこういう訳だ」
「乱暴な人ね」
「わっ…！？」
「A！おれにしがみついてな！」
「う、うん……！」
「"
「うおっ！？」
「翼が…！！」
ロビンがフランキーの服を掴み、能力である腕でできた翼を広げた。
「え…！？お前…空を飛べるのか！？」
「5秒程」
「Σ短ェ！！！」
「ロビンさん、頑張って！」
「いや、だが充分だ…！！"ストロング
フランキーが右手を渡り廊下の淵に飛ばし、掴んだ。
「何とかあの入口へ行けば麦わらを追える！」
「うっ…！ごめんなさい、もうダメ……！！」
「ウオ！！戻れ腕っ！！」
流石に1人は子供とはいえ、2人を支えるのはきつかったのだろう。
腕の翼は消え、ガクンと落ちる。
ドカァン！と派手な音を立ててぶつかったのはフランキー1人だけだ。
「…みんな中庭に落ちたわ。これで終わりじゃないでしょうけど、当分は追って来ない。うまくいったわね…」
「てめェコノヤロー！今おれを踏み台にそこまでジャンプしやがったな！！」
「あら、Aまで壁に激突させるつもりだったの？」
「100歩譲ってAはいいがな！」
「ご、ごめんなさい、フランキーさん！大丈夫？」
「あァ、心配すんな！サイボーグ舐めんなよ！」
「……！！おんのれ貴様ら！おれはスパイダー！！すぐにまたそこへ行くぞ！」
「！どうしよう、起きてるよあのクモ…！」
するとそこへ、誰かが悲鳴を上げながら降って来た。
────そう、紳士なガイコツ、ブルックである。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 682人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
minamiywt18(プロフ) - 森田菜々子さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年8月16日 22時) (
レス) id: b765eaea0d (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - minamiywt18さん» こちらこそすいません；その代わり最新頑張ってくださいね。 (2018年8月16日 21時) (レス) id: cc13c935d5 (このIDを非表示/違反報告)
minamiywt18(プロフ) - カーさん» コメントありがとうございます！凄いやる気出てきました(*´∇｀*)頑張ります！！ (2018年8月16日 16時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
minamiywt18(プロフ) - 森田菜々子さん» ごめんなさい、私ドラゴンボール詳しくなくて…。本当に申し訳ないんですが短編集をお作りすることはできませんm(_ _)m (2018年8月16日 16時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
カー(プロフ) - とっても面白いです！更新も早くて！楽しく読まさせていただいています！これからも頑張ってください！ (2018年8月16日 16時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瀧 | 作成日時：2018年8月16日 1時
