第17話 ページ19
ウソップによるルフィ工具襲撃事件の一部始終を見ていたナミは驚愕の表情を浮かべていた。
「どうしたんだ？ナミ」
「私、ウソップが転んだところから見てたんだけど…普通だったら隣にいたAにも被害が出るような勢いだったのよ」
「え！A大丈夫か！？怪我してねェか！？」
「だ、大丈夫…」
「だけど、工具は全部ルフィにだけ降りかかった。……私にはそれが偶然には思えない」
「つまり…Aの能力が正常に発動した、という事かしら」
「恐らく……」
「すげェじゃねェかA！！」
「そう、かな……。それよりルフィさん大丈夫…？」
「あァ、おれはゴムだからな！こんなのへっちゃらだ！！」
「そっか、よかった」
ほっとした様に顔を緩ませるAにルフィはその小さな頭を撫でる。
ぐしゃぐしゃと髪が盛大に乱れるが、それでもAは本当に嬉しそうに、にこにこと笑っていた。
楽しそうに笑い合う年少組の3人と1匹にロビンは少し難しそうな顔をしていた。
「……何か心配事でもあるのかい？ロビンちゃん」
「サンジ。…いえ、あの子の能力は、使い方を決して間違ってはいけないものだと思ったのよ」
「……うん」
「この先何が起こるか分からないわ。……いざとなったら、あの子を降ろす事も頭に入れといた方がいい」
「ロビン…」
側で聞いていたナミも少し考えて、それが最善ならばそうした方がいいと賛同した。
「……Aちゃんをこの船に連れてきたのはおれだ。もしあの子が危険に晒される場合はおれが守る。でもそれでもダメで…この船を降りることで危険を回避できて、その先に幸せがあるのなら説得して降ろすよ」
あの子はまだ小さな子供だ。
未来がある。
それを自分達で潰していいはずがない。
「おれはAちゃんが幸せになるなら、どんな事もするよ」
────例え、離れ離れになったとしても。
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minamiywt18(プロフ) - 森田菜々子さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年8月16日 22時) (
レス) id: b765eaea0d (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - minamiywt18さん» こちらこそすいません；その代わり最新頑張ってくださいね。 (2018年8月16日 21時) (レス) id: cc13c935d5 (このIDを非表示/違反報告)
minamiywt18(プロフ) - カーさん» コメントありがとうございます！凄いやる気出てきました(*´∇｀*)頑張ります！！ (2018年8月16日 16時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
minamiywt18(プロフ) - 森田菜々子さん» ごめんなさい、私ドラゴンボール詳しくなくて…。本当に申し訳ないんですが短編集をお作りすることはできませんm(_ _)m (2018年8月16日 16時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
カー(プロフ) - とっても面白いです！更新も早くて！楽しく読まさせていただいています！これからも頑張ってください！ (2018年8月16日 16時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2018年8月16日 1時
