ただの大学生は小さくなった浦島坂田船を育てなくてはいけないようです。【歌い手】

にじゅうろくわ！ ページ29

ま「花火しましょう！」

まふが突然の提案をしてきたのは、夕飯を食べてすぐだった


『花火するって、あるの？』


ま「あったりまえじゃないですかぁ！さっき買ってきましたよ！」


し「はなび？」


そ「花火っていうのはね…火の花だね」

何その、言葉そのまんまみたいな


さ「すごいっ！楽しそう！」


ま「って事で、早速行きましょう！！」


____________

う「これどうやるの？」

『ちょっとまってね〜〜、はい、ここにその棒の先端近づけて？』


う「こう？…わぁ！きれい！」

さ「こっちもついたー」

うん！さかたん嬉しいのはわかるけど振り回すのはやめようか！？


せ 「見てみてA！まふくんすごいですよ！」

え？


……はい、目の前には花火男がいました


口にあんなにくわえて、熱そう…

ま「あぢっ！！！」

わぁぁ、火のついたまま床に撒き散らすなぁぁぁ


そ「うわぁぁぁ」

し「すげー！すげー！そらるさんすげー！」


叫び声とまーしぃの歓声が聞こえた方を見れば

打ち上げ式の花火をつけまくったそらるさん


そ「くそっ、全部つけられなかった」



その後も沢山花火をして2日目の夜は幕を閉じた



________________________

翌朝



はい、目が覚めたらまたです。


なんと！みんなが！



はい、成長していました




うん、なんなのかな旅行したら成長するのかな！



って事でひとまず起こします


『うらたん起きて〜』

う「ん？あぁ、おはよ」

別に普通ですね、

『まーしぃ』

し「あ゛？うるさい」

…戻ってこーい！天使ー！戻ってこーい！

泣いちゃう

『さかたんっ』

さ「むぅ、ん？なーに？」


あぁ可愛い！君はいくつになっても可愛い！
ずっとそのままでいてね！

『センラ』

せ「はーい。おはよぉございます」

うん、本当しっかりしてるわ、私よりしっかりしてるもしれないわ…



ってことで、

『まふー、みんな、成長したぞー、』


ま「え？うそ！本当だっ！ついにセンラくんうらたさんの身長こしたんだね！」

…あっ、まずそこに触れるのね


う「まふ、、、うざい」

ま「やっ！なんて言葉使ってるの！ダメだよ！天使がぁぁぁ」

うん、それはちょっとわかるよ

私もまーしぃに罵倒されたとき思ったわ








ちなみに帰るとき旅館の人にへんな目で見られました


そりゃそうだよね


来た時の、幼稚園児と低学年児童が、帰るときには高学年児童と中学生になってんだもんな

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