検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:214,702 hit

善逸ルート ページ27







こちらからのお話です!
はっぴーえんどおおおおおおおおおおおお!!




__________









「んなことさせるかよおおおお!!!!」


『ッ!?ぜ、善逸っ』





扉が閉まりきる前に、善逸は凄まじい力で扉をこじ開けた。

チラリと竈門くんの方へ視線を向けると、
かなり苛立った様子だった。





『善逸、逃げてって…!』


「Aを置いていけない…行くよ!!」


「なっ…待て!!!ッッ…」




スタンガンの衝撃が抜け切っていなかったのか、
竈門くんはふらりとその場に倒れた。



私は其れを見て、本当は手を差し伸べたかったが、
善逸に懸命に着いて行った。

善逸は私の手首を掴んで、外へ駆け出した。
しばらく走ると、見覚えのある人影が目に映る。





『うっ宇髄先生!?!』


「おう!さっさと乗れ!」




私と善逸は車に乗せてもらい、ふう、と一息ついた。




「…お前らは、日本を出ろ」


『えっ?』




素っ頓狂なことを言うものだから、
善逸と顔を合わせて目をぱちくりとさせる。





「手配はしてある。
荷物も向こうで手配させた。
なんとかパスポートも用意したぜ?派手だろ?」


「っすることが派手すぎだろ!」





そうだ、宇髄先生はこれでもかってぐらいお金持ちなんだ。




『でも、なんで…』


「…詳しいこたァ話さねぇがよ、
…お前らに幸せになって欲しいんだよ」





その言葉に、思わず私は涙を浮かべる。

空港に着くと、宇髄先生はパスポートとお金、
とにかく必要な物を持たせてくれる。





「俺の連絡先は我妻が持ってる。
向こうに無事に着いたら連絡しろ。
親御さんにはもう事情を言った。
…大丈夫だ、了承してくれたぞ。
安心して行ってこい!!!」


『ありがとうございます、先生!』





善逸と一緒に深くお辞儀をして、空港に向かう。
もう、良い人だなぁなんて涙を流してると、
善逸はぐすぐすと泣き始めた。





「俺っ…絶対に幸せにっずる、がらぁ…」


『っ…うん』


「俺に、づいでぎでぇ…!」


『っ当たり前だよ、善逸!』






泣き虫で、ヘタレで、…でも凄く優しい彼氏。
そんな彼氏と今、日本を旅立ちます。

宇髄先生……いや、天元様、ありがとう。


もう、昔のようなことは繰り返したくない。
善逸と、幸せになってみせるよ。






『善逸、大好きっ』


「っ俺も!大好き!」









エピローグ→←後書き



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (287 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
404人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ソラ - いろいろ最高でした。これからも頑張ってください。無理はせずに頑張ってください。 (2020年12月24日 19時) (レス) id: 7e3430e7c8 (このIDを非表示/違反報告)
NENE - 最ッッッッッッッッッッッッ高!!!!最ッッッッッッッッッッッッッッッッ高!!!!!!! (2020年11月8日 16時) (レス) id: ca2dc89f1f (このIDを非表示/違反報告)
善子(プロフ) - みんすけさん» ではでは、頑張ってくださいねぇ〜!!!応援してますよぉ!!!! (2020年4月8日 21時) (レス) id: 074be6e66a (このIDを非表示/違反報告)
みんすけ(プロフ) - 善子さん» 全然大丈夫ですよ!!ありがとうございます! (2020年4月8日 21時) (レス) id: f8e74a4d73 (このIDを非表示/違反報告)
善子(プロフ) - みんすけさん» なんか、コメ欄でこんなにすみませんっ!!更新とか、忙しいですよね(´;ω;`)ピエン頑張れくださいっ!!!!応援してます!!! (2020年4月8日 10時) (レス) id: 074be6e66a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みんすけ | 作成日時:2020年3月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。