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sm「...俺は自身の手で、大切な最愛の彼女を失くしました。彼女を殺したのと同じですよね。

漸く、母の言葉が理解出来ました。


彼女が居なくなった人生は、とても退屈でした。あのつまらない生活に戻っただけなのに。何故でしょうね。



変わりたくて、レールを飛び出したのに。

変わり過ぎて、怖くて、戻ってしまった。



無知で臆病な俺には、割れ物の道でした。」




此方を向いたスマイルさんは、泣いていた。スポットライトに照らされて、キラキラと目元が光っている。



sm「それでも、無知な俺は変わりたくて、公演に次を捧げたんだ。でも何だろうな。変わった実感はあるのに、何かが足りないんだ。」



苦しそうに、自分の胸倉を掴む。
その姿がだんだん哀れに思えてしまった。



sm「俺は唯、彼女を愛しただけだった。だよな?それなのに何で、、、。




...運命とか、結末とか、クソくらえですよ。


何をどう思おうが、いくらハッピーエンドを望んだとしても、所詮"神の定め"には抗えないのだから。」



スマイルさんは胸元の十字架を外し、両手で握る。両膝をついてまるで、祈る様な。



sm「...母は、父が失くなった時、どんな事を思ったのでしょうか?俺は、最初の頃は彼女の後を追おうと思いました。


でも、このピアスを見ると、彼女が『来ないで』と言っている様な気がして。




...今は、彼女の来世に御加護があるようにとしか、願えないのです。」



信仰者の様に、祈り続ける彼。



sm「...神を恨み、神を慕う。こんな矛盾、可笑しいですよね。



...俺の公演を見て頂き、有難う御座いました。」



そう言って彼は、今までにない笑顔で笑った。




スポットライトが、徐々に光を消して行く。






...暗くなった世界に、
一人の青年の懺悔がまた響いた。







________

葡萄色の感情 終

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Together(プロフ) - ぼの。さん» 深い話書くの楽しいんです()ワイテメンバー全員分のお話は書く所存です! (2018年12月29日 20時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)
ぼの。 - なんだか深いお話でした。前はぶるーくさんのお話がありましたが、また続きは出るのでしょうか…?これからも頑張ってくださいね! (2018年12月29日 18時) (レス) id: fd7acfa165 (このIDを非表示/違反報告)
Together(プロフ) - arisu(WT)さん» 有難う御座います(´∀`) (2018年12月29日 16時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)
arisu(WT) - 泣きました(真顔)(' _ ') (2018年12月29日 16時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Together | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年11月26日 0時

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