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体調管理に気をつけて:shk ページ18

『...お邪魔しまーす。色々買ってきたよ。』


合鍵を使って部屋に入るが、返事は返って来ない。
承知の上、靴を揃えてフローリング奥の扉を開いた。


__あぁ、眠っていたのか。
乱れていた毛布を掛け直す。その顔はすこし苦しそうに歪められていた。
ベッドの横にあるテーブルに、持っていたスーパーの袋をドンッと置く。中からは卵や鮭フレーク、経口補水液や梨ならが出て来る。

なるべく物音を立てて起こさない様に、静かにキッチンを拝借した。


「...ぁ、A、、?」

『シャークん。おはよ、苦しくない?』

「いや、薬飲んでたから朝よりは...。てか悪りぃな、、風邪引いちまって。」

『看病くらい任せてくれればいいのに。』


その様子では、朝は薬だけしか飲んでいないのだろう。
もうすぐ鍋のお粥が完成しそうだ。食前に飲むらしきお昼分の薬と、一杯の水を先に彼へ渡した。



「...美味え。」

『それは良かった、梨もあるよ。シャークん梨好きでしょ?』

「あぁ、、後で頂くわ。」


やはりいつもより食欲がない。量とスピードが全然違う。
ほっと暖まっている顔でもきゅもきゅと食べ進めるシャークんを見て、不意にも昔に弟を看病していた時を思い出し、クスリと笑ってしまった。


「...なんか変か?」

『いや、、、ふふっ。なんかシャークんが弟に見えてね。』

「褒め言葉、ではねぇな。」


眉を下げた苦笑いを見せた。彼の吐息が仄かに熱い。
口に運んでいた散蓮華の手を止めて、はぁ、と肩から息を吐いた。


「...疲れた。」

『お腹いっぱいになったの?』

「いや、、でも少し休むわ。」


『んー、じゃあ私が運ぼうか?』

「は?」



俗に言うあーんだ。

頭にハテナが浮かんでいるのが目に見えるシャークんの口元に、粥を掬った散蓮華を持っていく。
戸惑いながらも口を開いたところにゆっくりと散蓮華を入れると、口を閉じて粥を含んで飲み込んだ。


『あはは、偉い偉い。』

「...ったく、馬鹿にしてるだろ。」



新鮮な時間がとても幸せだった。





...でも、せめてマスクは付けていた方が良い。

風邪が移って、シャークんに看病され返されるのはまた別の話。

花弁を散らせば:nkm→←Caution!! :sm



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36 +1(プロフ) - 怜さん» お気遣いありがとうございます。拙い文章でありますがどうかこれからも応援を宜しくお願いします。 (11月1日 19時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)
36 +1(プロフ) - 匿名さん» お気遣いありがとうございます。これからも宜しくお願いします。 (11月1日 19時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)
- 無理しないでくださいね。応援しています。元気になったら、また素敵な小説を見せてください。 (10月21日 12時) (レス) id: 7d18e03be6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 把握です、しっかり休んでください (10月21日 6時) (レス) id: 714d9eb89a (このIDを非表示/違反報告)
36 +1(プロフ) - Lemon@サブ垢さん» 分かってくれる人がいて嬉しいです。^_^ (9月20日 21時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:36+1 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年8月30日 16時

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