悪魔との復讐は終わらない

悪魔の契約21 ページ22

芽衣視線



二「おい!!」

けれど、セリナが杖を振ったのにも関わらずなにも起きない

その理由は簡単だ

二色彼方がセリナを止めたんだ

二「勝手に行動するなよ。」

セ「彼方、話さなかったっけ？とどめをさすなら今がチャンスだって」

二「そーだけど、俺はこいつの存在を消したいんじゃない。ただこいつの完璧を崩したいだけだ」

そう言ってから二色彼方は私を睨んだ

二「金沢芽衣、これで朝の仮はかえしたぞ。正直あれは助かった」

え？朝って颯真の事？

あ、殴られそうになったの一応助けたのか。私

それで私は気になった事を聞いた

芽「朝、颯真に何言ったの？」

すると、二色彼方は黙り混む

そして

二「もうお前への仮は返した。教えてやる義理はないし本人に聞けばいい。俺とお前は敵でありライバルだからな」

こいつっ！！

芽「ライバル？魔女と契約してる人がよく言うわね」
二「別に条件は同じだろ。そっちだって悪魔と契約してる」

うっ...。

セ「ちょっと彼方！なに芽衣ちゃんと仲良くなってんのよ。ここでとどめさすのがベストじゃない？大悪魔候補の颯真と対面して戦うのは辛いでしょ」

すると、二色彼方はセリナを睨んだ

二「仲良くなんてなってない。それに言っただろ、俺は金沢芽衣の存在を消したいんじゃないって。金沢芽衣もさっさとここから立ち去れ」

そう邪魔者のように私を見る二色彼方

やっぱり嫌いだ...。

芽「さようなら。次会うときは絶望した顔させてあげる」

そう言い捨てて私は教室に戻った

そして、颯真と目が合うとﾊﾞﾁﾊﾞﾁと睨み合う

二色彼方は私の事をライバルだと言うけど

私は１番この悪魔をライバル視しているのかもしれない___

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