元JUMPのメンバーは、自称主婦をしてます！Ⅲ (ページ30)

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９７ -知念- ページ30

A、無理してたんだ。

寝ているAを見て、僕はとても辛くなる。

なんで辛い思いさせるんだろうか。

山田「ね、知念、帰ろう。
今は帰らして寝かせていた方がいいよ。」

有岡「俺らも手伝うからさ！！」

A、優しい仲間持ったね。

薮「まずは、まだ前にいるマスコミの前を通ることだよ？」

少し開けたドアから顔を出すと、目を光らせて待っているマスコミが。

バタッとすぐに締め、口をぱくぱくさせた。

知念「ちょっ！！あれ何？！」

髙木「Aと知念が何か言ってくれないか待ってるんだよ。」

知念「僕、何も言わないし！」

伊野尾「ま、何でもいいからさぁ、家にもどらないと、だんだんA、息が上がってきてるよ？」

知念「やばっ！涼介、僕のカバンとAのカバン持って～。」

涼介がカバンを持ってくれたのを確認し、僕はAを姫抱きにする。

薮くんから出てくれて、僕は圭人と裕翔くんの間に入って外に出る。

息が上がっているAをなるべく隠しながら歩く。

マスコミ「Aさん、どうしたんですか？！」

マスコミ「カメラマン！撮ってて！」

僕はその言葉にピキッとなる。

知念「辞めてよ！！！」

あんまりキレない僕が、久々に怒鳴った。

知念「人が弱ってるところ撮ってどうなるの？
Aが可愛そうだよ！！」

八乙女「ホント、そ～だよ。
いくらなんでも、風邪でやばい時の写真集撮ってどうなんの？
それにさ、俺らはアイドル。
Aも元々はアイドルだったんだよ？

そんな写真ばらまかれてさ、誰が喜ぶ？
ファン？君ら？

辞めてよ、そんなこと。

撮るんだったら、笑顔の俺らを撮ってよね！」

光くんのフォローもあり、写真は撮られずすんだ。