第4話 ページ6
洗濯物を洗おうかと外に出れば、見えたのは海賊船。
可愛らしいヒツジの船首に似合わぬジョリー・ロジャーに顔を顰めながら小屋に踵を返し、剣を持つ。
この島に来た海賊を追い払うのは自分の役目だ。まぁ最初の標的になるのが自分というだけなのだが。
この島には、中心部に町が1つあるだけだ。その町をぐるっと囲っている森がある。海賊から町を隠す様に存在する森は、別名「砦の森」。
その砦の森の外に住んでいるのは自分だけで、すなわち海賊が1番先に見つけるのは自分なのだ。
そもそも自分が目当てで来る海賊も居る為、好都合でもある。自分のせいで町の人達が危険な目に遭うのは心が痛む。例えそれが自分を迫害する人達でもだ。
剣の切れ味を確認してから、海賊が来るまで小屋の中で身を潜める。海賊なんぞ、誰も居ないと油断している隙に攻撃すれば案外チョロいものだ。
船があとどのくらいで着くのか確認する為に窓から外を確認すると、何かが飛んで来るのが見えた。
A『しまった！砲弾！？』
焦って後ろに退いた瞬間、その物体は薄い壁を突き破って小屋に侵入してくる。
恐る恐る近付いてみると、砲弾だと思っていたソレは人であった。
？？「おっ！ウソップが言ってたのお前か！」
帽子を押さえながら、突進してきた時のまま起き上がろうとしない彼は此方を見てニカッと笑う。
その屈託のない笑みに、本当に海賊か？と思うが、ハッとして馬乗りになり青年に剣先を突きつける。
A『この島へは何の用で来た。』
ルフィ「俺はルフィ！お前、俺の仲間になれよ！」
A『質問に答えろ。この島になんの様だ。船長はお前か？』
ルフィ「おう！船長は俺だ！この島へはメシを食いに来た！」
A『……メシ？…まぁ良い。お前が船長なら話が早いな。さっさとこの島から…』
そこまで言いかけて顔を上げる。
A『お前の仲間が来た様だぞ。』
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カルラ(プロフ) - あったらイラストほしいですね。これからも更新頑張ってください (2022年8月23日 22時) (
レス) @page17 id: 0c4c2f8b55 (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください💪 (2022年8月22日 23時) (レス) @page15 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダフニー | 作成日時：2022年3月9日 16時
