どこぞの怪盗、毎晩来るけどなんなんですか？

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こわいな怪盗。
将来の恋人？？なに言ってんだ。

つーか大阪までわざわざ来る時点で結構アレだな…


…ん？つか、こんなところにこんな真っ白い人間いたら、ニュースにならないか？


ハッとした私は、持っているiPadでYahhoo‼ニュースを開いた。

ホーム画面が映り、数々のニュースの題名が並べられている中、一番上にでかでかとそれはあった。



《怪盗キッド、大阪の夜を舞う！！狙われていると睨まれていた宝石は被害無し！？狙いは？》



…すっげー大ニュースじゃねえかよキッドさんよぉ…なんっっつーことしてくれちゃったんですか？？？

つか“狙われていると睨まれていた宝石は被害無し！？”…？
…なにしにきたんだコイツ。


ハテナマークが脳内に溢れ出してきたんだけど。



「おやおや、私のことがもうバレてしまっていますね〜…」


『オ゛ア゛ッ！！？』



声が至近距離から聞こえすぎて喉からイカれた声出てきたんだけど。

待って私の喉今無事？そっと喉を触れば、セーフ、まだぶっ飛んでねえ。



『………ってことで帰ってくれません？』

「嫌ですね。」

『そんなにこにこした顔で言われても…』



紳士なら帰ってくれよ、空気読んでくれよ頼むよ。
なんなんだよキッドまじで。

ｳﾞｰｯｳﾞｰｯ

ポケットから音が鳴り、振動が太ももに伝わってくる。
誰からか電話が来たらしい。
しれっと部屋に入ってきた怪盗キッドはもう無視した。
幸い、部屋の電気は消してある。暗くしていたほうが夜風を涼しく感じれるから。



『…お、』



かけてきたのはコナン君だった。

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