俺らのねーちゃん、ちょーサイキョー【東リベ】

ねーちゃん ページ16

武道視点

決戦当日______



武道は千冬と決戦会場にいた。



「え！？何この人たち！！？」
「みんなギャラリーだよ


東卍VS芭流覇羅。


今日の抗争の勝者が東京のトップに一歩近づく。
東京中の顔役みてえな不良がみんな注目してんだよ」
「確かに･･･ヤバそうな奴ばっかだ」






「例えばあそこの2人組。灰谷兄弟。一声かけりゃあ百人以上が集まる六本木のカリスマ兄弟」
「百人･･･あれ？」

千冬が教えてくれた灰谷兄弟の真ん中に小柄な人が座っていた。
顔はフードとマスクで隠れていてよく見えない。

しかも昨日帰りにすれ違った人だった。

「千冬、あの真ん中の人は？」
「ん？んー？見たことないな･･･。誰だ？あいつ」


千冬も顔が見えないので誰だかわからなかった。









______
『･･････』

「なぁ、竜胆。ねーちゃんなんで今日の抗争見に行くなんて言い出したんだろな」
「確かになー。そういや今日、東卍VS芭流覇羅の抗争あったよなーって言ったらむっちゃ反応したし」

2人ともそんな姉を不思議に思っていた。

本当は三人でデートしにいこ♡と、蘭が提案していたので、その約束をボツにされて少し2人は不機嫌だった。



しかしそんな2人なんて今は眼中にないのであろうAは、何か考え事をしているのか2人の会話は聞こえていないようだった。









「準備はいいかー！！！？」
今日の仕切りを任されている阪泉が声を張り上げた




「主役のぉ！！！登場だぁ！！！！」




両側から東卍と芭流覇羅が入ってきた。






いよいよ始まる______________


と思ったが、
中々始まらない。

蘭と竜胆はイライラしてきている。
まあ、元々私が約束破ったからだけど




どうやら中央で揉めているようだ



すると突然一虎が仕切りの人を殴った。


これ違反じゃない？



でも、そこから抗争が始まった。マイキーは一虎、ドラケンは半間と戦っている。



今日は私はギャラリーの1人。だから手出しは絶対にできない。









____________
マイキーが一虎に一方的に殴られている

正直見ていられないが、今はまだ私が出るべき場面じゃない。



するとマイキーが自分を抑えていた人たちをぶっ飛ばして一虎を殴った。

そして、流石に頭を鉄パイプで殴られていたのでマイキーは失神してしまった。


そろそろかな______と思い、今日の仕切りの阪泉のところへ私は向かった

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