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10 猫みたい ページ10





「おい、何やってんだA。ぼーっとして」
その言葉で、はっとAの意識が戻る。

「あれ? 私たち訓練してなかった?」
「いつの話してんだ? もうとっくに終わったろ」

そういえばいつにも増してぼけっとしてたなぁ、と不思議そうにこちらを見る真希。

ほんとだ、お弁当持ってる。
ポカポカと暖かい日差しにウトウトしてくる。

「おい、寝るなよ。せめて食べてから」
「もちろん、……いや、眠い」
「じゃあせめて箸と弁当を置け!」


まるで幼児のように自由奔放な彼女を見て、これが彼女の素なんだろうなとぼんやり思っていた。


姉気質の真希はAをもう1人の妹のように思っていて、なんだかんだ世話を焼いてくれる。

「……棘、パンダ。どうした」
「いやぁ、だいぶ丸くなったよなぁって」
何が? という視線を向ければ、お前も、こいつもと2人に視線を向けた。


「だいぶ近づいてもビビらないようになったしな。 俺らの階級知って、多少安心したのかもしれない」
パンダが不器用なやつだと言うと、真希も頷いた。


「私らは一般人じゃないんだし、気ぃ使わなくていいのにな」
「しゃけ」


真希の言葉に、狗巻もこくりと頷いた。
ちなみに本人はと言うと、完全に夢の世界であった。

11 訓練→←9 過去。2



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設定タグ:呪術廻戦 , 狗巻棘   
作品ジャンル:恋愛
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みみず2(プロフ) - なおこちらのコメントは後日削除させていただきますので、必要であればお控えくださいますようお願いしますm(_ _)m (2022年4月26日 6時) (レス) id: c96996a763 (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃん(プロフ) - 途中でも読みたいので教えてください❗ (2022年4月26日 0時) (レス) id: 261ab17a8b (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃん(プロフ) - 大丈夫です。 (2022年4月26日 0時) (レス) id: 261ab17a8b (このIDを非表示/違反報告)
みみず2(プロフ) - みさにゃんさん» コメントありがとうございます。2作目の方が作品途中で更新停止してしまっていますがよろしいでしょうか? (2022年4月25日 2時) (レス) id: c96996a763 (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃん(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます❗ パスワードを教えていただきたいです。 (2022年4月24日 18時) (レス) @page48 id: 261ab17a8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみず2 | 作成日時:2021年2月23日 21時

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