予約席 ページ23
それから1ヶ月経った土曜日。
私とオッパの関係は何も変わってない。
MG「ちょっと人多くなってきたね〜」
お昼前になって、カフェが混んでくる時間。
少しずつ席が埋まってきたけど、必ず1つ空いてる窓側の席。
あの席には通さないのかな。
『あの席って予約か何かですか？』
MG「あぁ…うん、まぁ予約みたいな感じ！」
予約みたいな感じ…？
極力その席には通さないらしい。
店長「ごめんAちゃん、レジ行ってくれる？テイクアウトが増えてドリンクが…」
『はい、わかりました！』
レジへ行くともう何人かが並んでる。
休日はほんとに混むなぁ。
30分くらいした時レジに来た女性。
一目で誰だかわかった。ミンギュオッパの好きな人、アリンさんだ。
『…店内でご飲食されますか？』
「あぁ…」
そう尋ねると、店内の席を見渡して迷ってる。
本当はあんまり長居してほしくはないけど…お客さんだし。
『席がひとつ空いてるのですぐにご案内できますよ』
そう言った時、キッチンからミンギュオッパが出てきた。
嬉しそうな声で「ヌナ！」って。
MG「ヌナ〜！ほんと久しぶり！席空けてあるよ」
席空けてある…あの5番テーブル、もしかしてこの人のためにいつも空けてあったのかな。
予約みたいな感じってそういうこと？来るかもしれないからって…
「ん〜でもあんまり時間ないから」
MG「いいじゃん一杯飲むくらいの時間はあるでしょ！ね？」
仲良さそうに話す2人、ミンギュオッパの言葉に押されたのか「じゃあ少しだけ」って、笑って言う。
MG「やった〜、アイスアメリカーノMサイズ、エスプレッソショット追加ね」
慣れた手つきでレジを横から打ち込んでくれるミンギュオッパ。
頼むメニューまで覚えてるんだ…
MG「ヌナ、ゆっくりしてってね！」
「ん、ありがとう笑」
ミンギュオッパは嬉しそうに笑うとキッチンへ帰っていった。
「時間ないって言ってるのに…笑 ごめんね、それだけでお願いします」
『はい…』
お会計を済ませてドリンクを受け取ると慣れてるように5番テーブルへと座った。
レジをしててもその人が気になって時々チラチラと見てしまう。
そしたらキッチンの方へ手を振ってて、キッチンの方を見るとミンギュオッパもその人へ手を振ってた。
アリンさんの呆れた笑顔を見る限り、オッパの方から手を振ったなんてこと丸わかり。
アリンさんはオッパのことどう思ってるんだろう…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 992人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ムミョン(プロフ) - 。。さん» 罪な男ですよね、、(お前が書いたんだろ)わああ嬉しいです😭💞とっても励みになります！！ありがとうございます✊🏻🎶 (2022年10月20日 1時) (
レス) id: b2ce7fee07 (このIDを非表示/違反報告)
。。 - ぐわっ！！可愛い後輩でいてねなんてなんと残酷な、、😭いつもキュンキュンしながら切なくて心臓潰されそうになりながら読んでます！これからも更新頑張ってください！ (2022年10月18日 23時) (レス) @page49 id: cb30a8db44 (このIDを非表示/違反報告)
ムミョン(プロフ) - ちびとらさん» 天然垂らしなんですよね、、今はしばらく辛いんですけど幸せになれる結末にしますので、、😭引っ込んでな😂ありがとうございます！すごく頑張れます！😭💞 (2022年10月10日 4時) (レス) id: b2ce7fee07 (このIDを非表示/違反報告)
ちびとら(プロフ) - 鈍感思わせぶりミンギュめ、、主人公の気持ち考えると泣けてきます😭ドアちゃん、しばらく引っ込んでな、、めっちゃ楽しみにしてます！！更新頑張ってください！ (2022年10月8日 1時) (レス) id: 253fb62eff (このIDを非表示/違反報告)
ムミョン(プロフ) - ぴょんさん» 嬉しいです！私もそう思いながら書いております…😂！コメントありがとうございます！ (2022年9月21日 20時) (レス) id: b2ce7fee07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ムミョン
| 作成日時：2022年8月8日 23時
