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そうしてようやく元の場所に帰って来たときには、お昼近くになっていて、そこにはティアナ、ハンジさん、リヴァイ班の皆がそろっていて、私は、帰ってくるなり顔を見たティアナに抱きしめられた。
「無事だった？どこも怪我無い？」
言われた事に、大したことないよと頷いた。
「兵長！ご無事でしたか！？」
「いくら命令とはいえ、やはり兵長だけに向かわせるべきではなかったと……」
とペトラさんとグンタさんが口々に話す。
「リヴァイ兵長が任務に失敗するわけねぇだろ」
「そういうお前が一番兵長の心配をしていたがな」
自分の事のように、当たり前だとばかりに言うオルオさん。
それを見て呆れ顔のエルドさん。
「いやー。昨晩の大雨にはまいったね。おかげで随分と手間取ったよ」
言いながらこちらに来たハンジさんが、
「A。……無事でよかった」
と私の肩を優しくポンと叩く。
そして、次にリヴァイ兵長に視線を移して続けて言った。
「それにしたってリヴァイ。攫われたお姫様を助け出す
兵長は、そんなハンジさんを睨みつけるように見た。
「コイツが大人しく助けを待っていてくれるような人間だったなら、随分と話は簡単だったんだがな。生憎とそうじゃなかった」
確かに、牢から抜け出した時、そのまま逃げきれていたら格好もついたんだろうけど。
結局は再度捕まってしまったことに、私はぐうの音も出ず。
兵長が、「思った以上に振り回された」と言ったのは、もしかしたら、私にも原因があったんじゃないかと思うと、今回の事で兵長に大いに迷惑をかけてしまったようで、失敗したかもしれないと小さくなる。
「オイ。A！お前また兵長に迷惑かけやがったのか！？」
とオルオさんに言われ、
「ちょっとオルオ！あんたそうやって一々後輩に突っかかって行くの止めなさいよ！みっともない！」
とペトラさんにフォローされ、
「……もっとも、」
と、あわあわとしていた私の耳に届いた兵長の声。
「こっちの助けを大人しく待つだけのオヒメサマなら、俺は願い下げだがな」
こちらを一瞥して、続けて言われた言葉に、私はどういう意味かを暫く考えたのちに、直立不動で顔を赤くする羽目になるのだった。
ラッキーアイテム
レモングラスのハーブティー
兵長の一言
お前はクソ真面目過ぎる。もっと今を楽しめ。
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ユイ(プロフ) - 大好きです........ (2023年3月29日 12時) (
レス) @page34 id: bc2c26bff9 (このIDを非表示/違反報告)
鬼雨(プロフ) - うぁっだ！心に突き刺さりました…！主様は更新する時たくさん更新してくれてこりゃまた気になるところで終わると言うなんとも最高な作家様です！次の続きも楽しみです^_^ (2023年3月28日 16時) (レス) @page31 id: af61408647 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット@みるくおれ。(プロフ) - ままって！！続きが続きがぁぁぁぁ (2023年3月28日 14時) (レス) @page31 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
モモカ(プロフ) - んんんんん、最高すぎるぅぅう。次が気になり過ぎて眠れない！！この作品メッチャ大好きです。更新頑張って下さい！ (2023年3月26日 22時) (レス) @page17 id: 17f82a3470 (このIDを非表示/違反報告)
マリオット@みるくおれ。(プロフ) - めっちゃ気になる！ (2023年3月25日 13時) (レス) @page9 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kokubyaku | 作成日時：2023年3月16日 8時
